2026年9月2日(日本時間3日) カージナルス 8 – 6 ドジャース(延長10回タイブレーク)
泥沼の連敗脱出を阻まれたドジャース!延長10回の激闘の末にカージナルスに屈する
- 試合結果:ドジャース 6 – 8 カージナルス(延長10回タイブレーク)
- チーム成績:シーズン終盤での痛い連敗、山本由伸の13勝目ならず
- 投打のハイライト:フリーマンの16号3ラン、ベッツの17号2ランなど一時リードを奪うも救援陣が捕まる
ロサンゼルスで行われたカージナルス戦、ドジャースは序盤から激しい点の取り合いとなりました。前日の雪辱を晴らしたい一戦でしたが、終盤に同点に追いつかれると、延長10回のタイブレークの末に勝ち越しを許し、悔しい連敗を喫する結果となりました。
首位固めを急ぎたいチームを襲った想定外の救援陣の崩壊劇
ナ・リーグ西地区の首位を走りながらも、シーズン佳境に入って不安定な戦いが続くドジャースにとって、今回の敗戦は非常に痛いものとなりました。
山本由伸の好投をフイにした救援陣の誤算とリリーフ起用の難しさ
先発の山本由伸が7回を投げて4失点と粘りを見せたものの、2点リードで迎えた8回に救援陣が捕まり同点に追いつかれました。さらに延長10回のタイブレークでは、4番手としてマウンドに上がった右腕スチュワートがカージナルス打線につかまり、一挙3点を奪われる致命的な失点を喫しています。
ベテランの復帰と若手の入れ替えで立て直しを図るブルペン事情
試合前には右肘の炎症で離脱していた通算560登板のベテラン、ブレーク・トライネンが負傷者リスト(IL)から復帰する一方で、前日乱調だったエリック・ラウアーが左肘の炎症でIL入りするなど、投手陣のやり繰りは苦しい状況が続いています。総力戦で挑んだものの、最後は相手のしぶとい打撃の前に屈する形となりました。
移籍後ワーストを更新する大谷翔平の深刻なスランプと指揮官が示唆した決断
- 大谷翔平の成績:「1番・DH」でフル出場、4打数無安打、4打席連続三振、2四死球、1盗塁、打率.279
- 記録の現状:今季自己ワースト、およびドジャース移籍後ワーストとなる12試合60打席連続ノーアーチ
- チームへの影響:コンディション不良の懸念からデーブ・ロバーツ監督が緊急の話し合いと休養・IL入りの可能性を示唆
絶好調を維持してきた大谷翔平選手に、今季最大の試練とも言える深刻な足踏みが続いています。この日のカージナルス戦でも快音は響かず、チームの勝利に貢献することができませんでした。
4打席連続三振に倒れた打撃内容と相手投手陣の徹底マーク
打撃の軸足やスイングのバランスに異変が囁かれる中、この日の大谷選手は相手投手陣の配球に完全に封じ込められてしまいました。
相手リリーフ陣の鋭い変化球と剛速球に翻弄された各打席
第1打席はストレートの四球で出塁し、二塁への盗塁を決めて先制点の足がかりを作ったものの、中盤以降は精彩を欠きました。特に3番手右腕グラセフォとの対戦では、内角の変化球で追い込まれたあとの甘い直球を見逃し三球三振。さらに終盤の勝負どころでも相手のパワーピッチにバットが空を切るなど、本来の鋭いスイングが見られませんでした。
12試合60打席アーチなしが示す技術的・肉体的な負荷の大きさ
これで12試合連続、実に60打席にわたってホームランから遠ざかっており、移籍後ワーストの不振に陥っています。二刀流を続ける中で蓄積された肉体的な疲労や、相手バッテリーによる徹底した厳戒態勢が、現在のパフォーマンスに影を落としているのは明らかです。
デーブ・ロバーツ監督が明かした危機感と今後の出場判断
試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷選手の現状について隠すことなく強い危機感を表明しました。
「腕を気にしている」指揮官が目撃した痛々しい素振り
指揮官はメディアの取材に対し、「皆が見たのと同じものを見た。腕を振って気にしている様子や、痛そうに顔をしかめているのも見た」と証言し、コンディションに不安を抱えていることを明かしました。明らかにどこかをかばっているスイングになっており、このまま出場を続けることが得策ではないという見解を示しています。
翌日に持ち越された緊急協議と負傷者リスト(IL)入りの可能性
「明日話し合う。彼の体の状態が実際にどうなのかをしっかり把握したい」と述べ、翌日にも本人と直接面談を行う方針を固めました。負傷者リスト(IL)入りについては「入らないと思うが、可能性がゼロでもない」と言葉を選びつつも、シーズン終盤を見据えた合理的な休養の選択肢を真剣に検討する段階に入っています。
5回までノーヒットの快投から一転、山本由伸が味わった悔しい勝ち星消滅
- 山本由伸の成績:先発で7回を投げ、2本塁打を含む5安打4失点、8奪三振、球数93、防御率2.67(勝敗つかず、12勝8敗)
- 投球の変遷:5回まで無安打無失点の完璧なピッチングを見せるも、6回と7回に痛恨の被弾
- 本人のコメント:「明らかにセットに入って制球も悪かった。球自体の強さも弱かった」と課題を吐露
ドジャースの先発マウンドを託された山本由伸投手は、圧倒的な立ち上がりから一転して終盤につかまり、キャリアハイとなる自己最多13勝目を掴み取ることはできませんでした。
完璧だった前半戦から一転して連発を許した後半の投球
試合の序盤から中盤にかけては、カージナルス打線を完全に沈黙させる素晴らしい内容を披露していました。
スプリットと直球が冴えわたった5回までのノーヒットピッチング
初回、先頭打者にワンバウンドするスプリットで空振り三振を奪うと、抜群のコントロールと緩急で次々と凡セカンドゴロや空振り三振を量産しました。5回を終わって被安打ゼロ、7奪三振という完璧な内容で、このまま楽々と自己最多勝を飾るかに思われました。
走者を背負ってからの制球の乱れと2本の痛恨の2ラン被弾
しかし、3点リードで迎えた6回、先頭打者に初安打を許すと、1死からサジェシに初球のシンカーをとらえられて中越えの2ランを献上。さらに7回にも、ウォーカーに二塁打を浴びた後にベルナルにメジャー初本塁打となる2ランを右翼席へ運ばれ、一気に1点差まで詰め寄られてしまいました。
試合後に語った課題とチームの現状に対する冷静な受け止め
試合後、報道陣の取材に応じた山本投手は、自身の投球内容を冷静に振り返りつつ前を向いています。
セットポジションに入ってからのフォームと球威の低下
「明らかにセットに入って制球もすごく悪かった。球自体の強さもノーワインドと比べて少し弱かった」と、走者を背負ってからの投球フォームやボールの質に課題があったことを赤裸々に語りました。「ちょっと練習して調整する必要があるなと思います」と、次戦に向けた修正を誓っています。
長いシーズンを乗り切るための前向きな姿勢とチームメイトへの信頼
チームが苦しい連敗の時期を迎えていることに関しては、「みんな変わらず毎日試合に向けてベストを尽くしている。シーズンは長いし、こういった時期も何度かある。みんな経験のある選手も多いので大丈夫だと思います」と話し、ベテランや主力選手を信頼する姿勢を見せました。エース格としての自覚を胸に、次回のマウンドでの雪辱を期します。

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