大谷翔平の連続出塁ストップもドジャース劇的サヨナラ!佐々木朗希が7回10K無失点の快投を見せた熱狂の一戦

試合

試合日時:2026年6月5日(日本時間6日) 試合結果:ドジャース 1x - 0 エンゼルス

  • 打数:4打数
  • 安打:0安打
  • 本塁打:0本塁打
  • 打点:0打点
  • 四球:0四球
  • 三振:2三振
  • 出塁率:.296(試合後打率)

前日の試合を休養のために欠場し、万全の状態で「1番・指名打者(DH)」として先発ラインナップに戻ってきた大谷翔平選手。古巣であるエンゼルスとのインターリーグ(交流戦)ということもあり、本拠地ドジャー・スタジアムに詰めかけたファンの期待は最高潮に達していました。しかし、この日はエンゼルスの先発サウスポー、リード・デトマーズ投手の丁寧なピッチングの前に快音を響かせることができませんでした。

第1打席は1回裏、初球から積極的にスイングしていくも、最後は鋭く変化するボールにバットが空を切り、空振り三振に倒れます。

注目を集めたのは、3回裏に迎えた第2打席でした。カウント3ボール2ストライクからのフルカウントとなり、デトマーズ投手が投じた高めの厳しいコースのボールに対し、大谷選手は驚異的な選球眼で「ボール」と確信。バットを置き、一塁へと歩き始めました。しかしここで、かつてエンゼルスでチームメイトとして固い絆を結んでいたキャッチャーのローガン・オホッピー選手が、今季から導入されているABS(自動ボールストライク判定)のチャレンジを要求したのです。

球場の大型ビジョンに投球の軌道と通過地点が立体的に表示されるのを待つ間、大谷選手はビジョンが最終判定を示すよりも前に、自身の感覚とズレがあったことを察したのか、苦笑いを浮かべながらダッグアウトへと引き返し始めました。ビジョンに映し出されたボールは、ストライクゾーンの最上部を完全に通過しており、判定は「ストライク」へと覆って見逃し三振に。元相棒による執念のチャレンジによって四球を取り消されるという、メジャーならではの珍しい一幕となりました。

その後、5回裏の第3打席はセカンドゴロ、8回裏の第4打席はファーストゴロに打ち取られ、この日は4打数無安打。これにより、これまで足繁く積み重ねてきた連続試合安打は「7」、連続試合出塁記録は「19」でストップすることとなりました。

それでも、チームへの貢献と勝利を願う大谷選手の熱い気持ちは変わりません。9回裏、劇的なサヨナラホームランが飛び出した瞬間、ベンチから真っ先に飛び出した大谷選手は、両手を大きく突き上げて「バンザイ」のポーズで大興奮。歓喜の輪の中心へと向かい、決勝弾を放ったヒーローの頭をポンポンと叩いて満面の笑みで祝福していました。個人の記録が止まった悔しさを微塵も感じさせない、チームの勝利を純粋に喜ぶ姿に、改めて大谷選手のフォア・ザ・チームの精神が垣間見えました。

  • 佐々木朗希:7回 98球 被安打2 奪三振10 四死球2 失点0(勝敗なし)
  • フレディ・フリーマン:9回裏に右中間へ劇的なサヨナラソロ本塁打
  • ウィル・スミス:佐々木を好リードし、ピンチを完全に脱出
  • デーブ・ロバーツ監督:試合後に佐々木への最高の賛辞と異例の「謝罪」

ドジャースの先発マウンドに上がった佐々木朗希投手は、まさに「令和の怪物」の名にふさわしい、メジャー移籍後最高と言っても過言ではない圧巻のピッチングを展開しました。

初回からエンジン全開だった佐々木投手は、エンゼルスの主砲マイク・トラウト選手を自慢の剛速球で三振に仕留めると、2回にはレギュラーシーズンでのメジャー最速を更新する100.6マイル(約161.9キロ)のストレートを計測。これにはスタンドのファンだけでなく、現地メディアからも驚嘆の声が上がりました。

驚くべきは球速だけでなく、そのコントロールと変化球のキレです。この日、女房役を務めたウィル・スミス捕手は「今日の朗希はコマンド(コントロール)が格段に良くなっていた。プレートの狙ったところにしっかりと投げ分けられていたし、受けていて本当に楽しかった」と試合後に振り返っています。160キロを超えるストレートをアウトコース低めに集め、打者の手元で鋭く落ちる92マイル(約148キロ)前後のスプリットで次々と空振りを奪いました。

5回にフォアボールなどでピンチを背負った際も、エンゼルスのトレイ・フレージャー選手を渾身のスプリットで空振り三振に仕留めると、マウンド上で熱い雄たけびを上げました。

この感情を前面に出したプレースタイルについて、デーブ・ロバーツ監督は「ああいう感情表現は大好きだ。でもエネルギーを無駄に使いすぎず、試合がまだ続くことを理解して冷静さを保っていた。本当に素晴らしい成長だ」と絶賛しました。

佐々木投手はメジャー最長タイとなる7回を投げきり、わずか2安打、自己最多の10個の三振を奪う無失点の熱投。7回を投げ終えてベンチに戻る際には、ドジャー・スタジアム全体から地鳴りのようなスタンディングオベーション(ロウキコール)が沸き起こり、ベンチ前では大谷選手からもお尻を叩かれて労われました。

打線の援護がなく佐々木投手に今季4勝目はつきませんでしたが、0-0で迎えた9回裏、ドジャースの頼れる主砲フレディ・フリーマン選手が、ファンを一瞬で歓喜の渦に巻き込みます。エンゼルスの救援陣から、ライトスタンドへ突き刺さる完璧なサヨナラソロホームランを放ち、激戦に終止符を打ちました。

試合後、サヨナラ弾を放ったフリーマン選手はインタビューで自らのホームランよりも先に佐々木投手の好投を称えました。「信じられないほど素晴らしいピッチングだった(インクレディブル)!100マイルの直球と、あの速度で落ちるスプリットを持たれたら打者はひとたまりもないよ。彼が味方のチームにいてくれて本当に良かった」と満面の笑みで語りました。

さらに、記者会見場に現れたロバーツ監督からは、覚醒を遂げた佐々木投手に対して異例の「謝罪」の言葉が飛び出しました。「彼はまだメジャーに挑戦したばかりのルーキーだ。それなのに、私は彼が日本で見せていた完璧な姿をすぐにここでも求めてしまっていたかもしれない。それはルーキーに対して不公平なプレッシャーだった。今日彼が見せた姿こそ、私たちが日本のビデオを見て、どうしても獲得したいと熱望した理想の先発投手の姿そのものだ」と語り、右肩上がりに調子を上げ、チームの絶対的な柱へと成長しつつある若き右腕に最大の敬意を払っていました。

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