試合日時:2026年6月6日(日本時間6月7日) 試合結果:ロサンゼルス・ドジャース 9 - 2 ロサンゼルス・エンゼルス
古巣エンゼルスを打ち砕く豪快11号!大谷翔平が魅せた異次元のアーチと全打席詳細
- 打数:4打数
- 安打:2安打
- 本塁打:1本(11号2ラン)
- 打点:2打点
- 四球:1四球
- 三振:1三振
ドジャースの「1番・指名打者(DH)」として先発出場した大谷翔平選手が、かつての本拠地であるアナハイムの熱気を思い起こさせるかのような、鮮烈な一撃をロサンゼルスの夜空に描き出しました。
注目のシーンは、初回に1点先制を許した直後の1回裏、打者一巡の猛攻の中で巡ってきた第2打席です。一挙7得点を奪い、なおも2死一塁の場面で打席に入った大谷選手は、エンゼルスの先発右腕ジャック・コハノウィッツ投手が投じた球を完璧に捉えました。
快音を残した打球は、打球速度112・9マイル(約181・7キロ)、飛距離406フィート(約123・7メートル)、角度23度という驚異的なスタッツを計測。美しい放物線を描いた打球は、ドジャー・スタジアムの左中間席へと吸い込まれる貴重な追加点となる11号2ラン本塁打となりました。
大谷選手にとって、これが7試合ぶりの一発であり、得意としている「6月」の今季初アーチ。この日を迎えるまでの6月月間打率は16打数8安打、打率.500とハイアベレージを残しながらも長打が影を潜めていましたが、古巣を相手にこれ以上ない形で完全復活をアピールしました。これでメジャー通算300号の金字塔まで残り「9」本とし、シーズン換算では年間27・4発ペースへと乗せています。
その他の打席でも大谷選手は躍動しました。初回先頭の第1打席ではきっちりと安打を放って大量得点の口火を切り、この日は4打数2安打2打点1四球をマーク。3回の第3打席は空振り三振、6回の第4打席は中飛、8回の第5打席は四球を選び、19試合連続出塁という抜群の安定感でリードオフマンとしての役割を完璧に遂行しました。
圧巻の22者連続アウトでエ軍を翻弄!山本由伸の集中力と打線爆発で掴んだ貯金19への軌跡
- 山本由伸投手が8回2安打1失点、4奪三振の快投で今季6勝目をマーク。
- 山本由伸投手は1回2死から驚異の「22者連続アウト」を達成。
- ドジャース打線が1回裏に大谷翔平選手の11号2ランを含む打者一巡の猛攻で一挙9得点。
- ドジャースは2連勝でシリーズ勝ち越しを決め、今季最多の貯金「19」に到達。
ドジャースの先発マウンドに上がった山本由伸投手は、8回をわずか2安打1失点に抑え込む圧巻のパラダイムシフトを見せ、今季6勝目(4敗)を挙げました。
試合の入りは、山本投手にとって今季の大きな課題となっている「初回」の悪癖が顔をのぞかせました。1番ネト選手、2番トラウト選手をテンポよく内野ゴロに打ち取ったものの、2死から3番メックラー選手に投前へのセーフティーバントを許します。山本投手自身がこのバント処理について「すごく悔しかった」と試合後に振り返った通り、この内野安打でリズムを乱すと、続く4番オズワルド選手に投じたやや甘く入ったスプリットを捉えられ、左翼手のグラブをはじく適時三塁打となって先制を許してしまいました。これで山本投手の今季初回での失点は8点目となり、立ち上がりの難しさを露呈する形となりました。
しかし、ここからの山本投手の修正能力と集中力が、メジャー最高峰の右腕たる所以でした。
1回裏に味方打線が打者一巡の超猛攻を見せ、大谷選手の11号2ランを含む一挙9得点で一気に試合をひっくり返します。山本投手はこの長い攻撃をベンチで待ちながらも、「まるで同点の試合で投げているかのような」凄まじい緊迫感を維持していました。
2回表のマウンドに登った山本投手は、別人のような圧倒的な投球を披露します。最速97・5マイル(約156・9キロ)の力強いストレートを軸に、カーブやスプリットを効果的に散りばめ、エンゼルス打線に全く野球をさせません。相手の積極的なスイングを逆手に取り、芯を外して弱い打球を打たせる極めて効率的なピッチングを展開しました。
その結果、初回の失点以降、八回を完了するまで誰一人としてランナーを出さない「22者連続アウト」という衝撃的な快挙を成し遂げました。かつての球界の至宝マイク・トラウト選手をも3打席凡退に仕留めるなど、ぐうの音も出ない完全制覇です。これで山本投手は4試合連続で1失点以下の登板となり、そのうち3試合でハイクオリティー・スタート(HQS)を達成。防御率をさらに良化させ、先発ローテーションの絶対的な柱としての地位を確固たるものにしました。
試合後のデーブ・ロバーツ監督も「最も印象的だったのは彼の集中力だ。大きなリードをもらうと、投手によっては気が緩んで四球を出したりするものだが、今夜の由伸は一味違った」と手放しで絶賛。ドジャース先発陣は、3日のダイヤモンドバックス戦で大谷選手が6回無失点、6日の同戦で佐々木朗希投手が7回10奪三振無失点と快投を演じており、この山本投手の快投を含めた「日本投手トリオ」による圧倒的な旋風が続いています。山本投手自身も、令和の怪物・佐々木投手の覚醒について「最近すごくいいピッチングをしていますし、どんどん積み上げていってほしい」と笑顔でエールを送りました。
チームはこれで2連勝を飾り、9シリーズ連続での負け越しなしを継続。今季最多となる貯金「19」を積み上げ、世界一へ向けて盤石の強さを見せつけています。大谷選手のバットと山本投手の右腕がガッチリとかみ合ったこの日のゲームは、ドジャースファンにとって一生記憶に残る極上のワンサイドゲームとなりました。

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