2026年8月19日(日本時間20日) ロッキーズ 4 – 6 ドジャース(延長10回)
佐々木朗希が〝打者天国〟クアーズ・フィールドで示した進化と粘りの投球
ドジャースの佐々木朗希投手は、敵地デンバーでのロッキーズ戦に先発マウンドに上がりました。標高約1600メートルに位置し、空気抵抗が少なく打球が飛ぶため「打者天国」と呼ばれる過酷な球場において、見事な粘り強さを発揮しました。
進化した第3の球種スライダーが要所で抜群の機能を発揮
佐々木朗希投手は試合後、この日の投球について手応えを語りました。変化球の軸であるフォークの落ちがややイマイチだったものの、オープン戦から精度を磨いてきたスライダーが大きな武器になったと振り返っています。
全体の26パーセントを占めたスライダーで空振りを量産
この日の佐々木朗希は、全体の26パーセントという高めの割合でスライダーを投じました。これは平均よりも4パーセントほど高い数字であり、打者の意表を突くだけでなく、スプリットの7個や直球の3個を上回る、この日最多の8個もの空振りを奪う決め球として完全に機能しました。
高地特有の悪影響を跳ね返す抜群の制球力と高い再現性
ロバーツ監督は試合後の取材対応で、佐々木朗希の投球を高く評価しました。「ロウキはまだ完成された投手ではないが、昨年から比べれば格段に良くなっている。高地だからといって逃げるような投球をしなかった」と称賛しています。さらに、フォームについて余計な話をしなくてよくなったことで再現性が高まり、低めに鋭く決まる速球と変化球のコンビネーションが打者にとって非常に対応しにくいものになっていると分析しました。
大谷翔平は久々の無安打に終わるもチームは延長戦を制してスイープ達成
「1番・DH」でスタメン出場した大谷翔平選手は、この日快音を響かせることはできませんでした。チームはナ・リーグ西地区の最下位に沈むロッキーズを相手に苦しみながらも、延長10回のタイブレークを制して3連戦のスイープ(3連戦全勝)を達成しました。
クアーズ・フィールドで封じられた打撃と勝負の行方
前日まで3試合連続本塁打など好調を維持していた大谷翔平ですが、この日はクアーズ・フィールドの特殊な環境や相手投手陣のマークの前に苦戦を強いられました。
相手左腕フリーランドや救援陣との対戦と2つの空振り三振
大谷翔平は初回の第1打席で初球を叩いて二ゴロに倒れると、3回の第2打席も二ゴロに打ち取られました。4回の第3打席では相手先発左腕フリーランドが体の異変を訴えて急遽降板し、メジャー初登板となった左腕マンフレディから四球を選んで出塁します。しかし、6回の第4打席で初球のストライク判定に対してABSチャレンジを行使したものの判定は覆らず空振り三振。9回の第5打席も空振り三振に倒れ、4打数無安打1四球、23試合ぶり(または5試合ぶり)のノーヒットに終わりました。
延長10回タイブレークの激戦を制したドジャースの底力
大谷選手に快音は出なかったものの、ドジャースの打線とリリーフ陣は土壇場で強さを見せました。先発した佐々木朗希投手は5回7安打2失点、6奪三振の力投を見せましたが、後続が追いつかれて7月30日以来の6勝目は惜しくも消滅しました。それでも、同点で迎えた延長10回のタイブレークの場面で、フレディ・フリーマン選手が値千金の勝ち越し犠飛を放ち、ムーキー・ベッツ選手にも適時が飛び出すなど一挙に2点を奪いました。最後は救援陣がしっかりとリードを守り抜き、激戦を制して3連勝を飾りました。

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