試合日時:2026年5月5日(日本時間5月6日)
試合結果:アストロズ 2 - 1 ドジャース(ミニッツメイド・パーク)
圧巻の162.5キロ!大谷翔平、被弾に泣くも防御率はメジャー唯一の0点台へ
まずは、この日の大谷翔平選手の成績を振り返ります。
- 登板結果:7回 89球(被安打4、奪三振8、与四死球0、失点2、自責点2)
- 打撃成績:出場なし(投手専念のため)
- シーズン通算:2勝2敗、防御率0.97(メジャートップ)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「投手専念」で先発登板しました。2度目の右肘手術を経て復帰した今シーズンにおいて、術後最長となる7イニングを投げ抜き、その圧倒的な存在感を改めて世界に知らしめました。
試合開始直後から大谷の右腕は冴え渡っていました。フォーシーム(直球)は今季自己最速となる101マイル(約162.5キロ)を計測。力で押す投球だけでなく、変化球の精度も抜群でした。特に話題をさらったのが、5回2死一、三塁のピンチでアストロズの主砲アルトゥーベを空振り三振に仕留めた「スイーパー」です。この1球はあまりに曲がり幅が大きく、中継映像の球跡表示が追いつかずに「行方不明」となるほどの異次元の軌道を描きました。
しかし、わずかな失投が勝負を分けました。2回、先頭のウォーカーに今季初被弾となるソロ本塁打を浴びると、3回にもシューメイクにソロ本塁打を許し、2点のリードを奪われます。大谷自身、試合後に「狙ったところと逆の甘いスポットにいってしまった」と振り返った通り、数少ないミスを逃さないアストロズ打線の勝負強さに屈する形となりました。
それでも、4回以降は一人の走者も出さない完璧な投球を続け、規定投球回に再到達。防御率0.97は両リーグを通じて唯一の0点台であり、メジャー全体での単独トップに返り咲いています。
一方、現在陥っている24打席連続無安打という自己ワーストの打撃不振については、「皆さんが思っている以上に悲観していない。一番の要因はスイングの軌道にある」と冷静に分析。投手専念日を設けることで心身のリフレッシュを図り、次戦以降の巻き返しを誓いました。
ドジャース打線の沈黙とアストロズの緻密な守り
試合全体を振り返ると、ドジャースにとっては非常にもどかしい展開となりました。
- ドジャースの主なプレー:
- 8回:代打コールの左翼線二塁打で好機演出
- 8回:タッカーの適時打で1点を返す
- アストロズの主なプレー:
- 2回:ウォーカーの先制ソロ本塁打
- 3回:シューメイクの追加点となるソロ本塁打
- 投手陣:先発ブランチから継投でリードを守り切る
試合は序盤からアストロズがホームラン攻勢で主導権を握りました。2回裏、大谷の甘く入った球をウォーカーが捉え、レプリカの蒸気機関車が走る左翼席後方の線路まで届く特大の一発。続く3回にもシューメイクが続き、大谷から2点のリードを奪いました。
対するドジャース打線は、アストロズの先発ブランチを中心とした継投の前に沈黙。大谷が登板する試合では、これで19イニング連続無援護という「無援護地獄」が続いています。8回に代打コールの二塁打を足がかりに、タッカーのライト前タイムリーでようやく1点を返しましたが、反撃もここまで。守護神プレスリーの前に後続が断たれ、チームの連勝は「2」でストップしました。
ロバーツ監督は試合後、「ショウヘイは素晴らしい投球をしてくれた。彼が投げる日に打線が援護できないのは心苦しいが、我々の最優先事項は彼の健康であり、投手専念による休養が長期的に見てチームの利益になる」とコメント。二刀流の調整という難しい舵取りを迫られる中で、大谷の投球内容自体には最大限の賛辞を送りました。
次戦は再びDHとしての出場が期待される大谷翔平。投手としての完璧な輝きを、次は自らのバットで勝利へと結びつけることができるか。メジャーを席巻する背番号17から、一瞬たりとも目が離せません。
試合データ詳細
- 勝利投手:ブランチ(アストロズ)
- 敗戦投手:大谷(ドジャース)
- セーブ:プレスリー(アストロズ)
- 本塁打:ウォーカー(アストロズ)、シューメイク(アストロズ)

コメント