大谷翔平、2027年は開幕から二刀流を封印? 手術不要もドジャースが起用法の見直しを検討

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ドジャースの大谷翔平選手について、2027年シーズンの二刀流起用に注目が集まっている。

2026年10月21日(日本時間22日)、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長がシーズン総括会見に出席。大谷が抱える左膝と右上腕二頭筋の故障について、オフシーズン中の手術は必要ないとの見解を明らかにした。

一方で、来季も二刀流を継続する方針を示しながら、シーズンを通じた起用方法については再検討する考えを示している。

場合によっては、2027年の開幕を打者専念で迎える可能性もあるという。

今季の大谷に何が起きていたのか。そして、来季の二刀流はどうなるのだろうか。

大谷翔平の手術は不要! 左膝と右腕の状態は?

2026年シーズン、大谷は左膝と右上腕二頭筋の故障に悩まされていた。

フリードマン編成本部長は10月21日の会見で、現在の故障について手術を行う予定はないと説明。オフシーズンは患部を休ませ、回復を目指す方針を明らかにした。

大谷は過去に右肘の手術を経験しているだけに、今回も手術が必要になるのか心配していたファンにとっては朗報だろう。

ただし、手術が不要だからといって、故障の影響が小さかったわけではない。

実際、2026年の大谷は複数の部位に問題を抱え、シーズン後半には投球だけでなく打撃にも影響が出ていた。

フリードマン編成本部長が「モグラたたき」と表現した故障

今回の会見で印象的だったのが、フリードマン編成本部長による故障の説明だ。

同編成本部長は、大谷の状態を「モグラたたき」に例えた。

膝の状態が改善してきたと思えば、今度は上腕二頭筋に問題が生じる。そちらが落ち着いても、再び症状が悪化する。

一つの問題に対処すると、別の問題が現れる。大谷はこうした状況に繰り返し悩まされていたという。

単に一カ所を痛めていたのではなく、複数の故障を抱えながらプレーを続けていたことになる。

二刀流の場合、打撃と投球の両方で体に負荷がかかる。故障した部位をかばうことで別の部位に負担がかかる可能性もあるが、今回の大谷について、そうした連鎖が実際に起きていたかどうかは明らかにされていない。

2026年は投手として防御率1.79! しかし7月以降は登板なし

故障に苦しんだ2026年だったが、投手としての成績は非常に優秀だった。

2026年の大谷翔平の投手成績

項目成績
登板14試合
勝敗8勝2敗
防御率1.79
投球回85回2/3
奪三振95
与四球26

防御率1.79という数字は、先発投手として極めて優秀な成績だ。

しかし、大谷が最後にマウンドに上がったのは7月3日。その後は故障の影響によって登板できず、打者としての出場が中心となった。

つまり、投手として結果を残せなくなったのではなく、好成績を残していながら、故障によって投球を続けられなくなったのである。

打撃にも影響が出ていた2026年シーズン

大谷は2026年、打者としてもチーム最多の30本塁打を記録した。

項目成績
出場試合135
打率.275
本塁打30
打点81
OPS.889

一般的な打者であれば十分に優秀な数字だが、大谷にとってはドジャース移籍後で最も低い打撃成績となった。

特に8月中旬以降は打撃の調子を落とし、9月には故障者リスト入りすることになった。

復帰後も本来の調子を取り戻せず、ポストシーズンでは26打数5安打、打率.192に終わっている。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では3ラン本塁打を放ったものの、ドジャースはブルワーズに4連敗。ワールドシリーズ進出を逃した。

故障を抱えながらも出場を続けた大谷にとって、悔しいシーズンとなった。

2027年も二刀流継続へ! 球団は投手復帰に期待

では、来季の二刀流はどうなるのだろうか。

この点について、フリードマン編成本部長は明確に前向きな姿勢を示している。

2027年も大谷が投手として登板することを全面的に期待しており、球団としてもその姿を楽しみにしているという。

つまり、今回の故障を理由に二刀流を断念させる考えは示されていない。

大谷自身もシーズン終了後、治療やトレーニングの方法を改めて見直し、来季に向けて準備する意向を語っている。

球団と本人の双方が、二刀流継続を目指していることになる。

ただし、問題は二刀流を続けるかどうかではない。

どのようなスケジュールで二刀流を続けるのか。

そこが2027年の大きな課題となっている。

2027年は開幕から投げない可能性も?

今回の会見で特に注目したいのが、開幕からの投手起用についてだ。

MLB公式サイトによると、ドジャースは大谷が開幕時点で投げられる状態に回復していたとしても、最初から先発ローテーションに入れない案を検討しているという。

これは、故障からの回復が間に合わないという話とは少し違う。

投げられる状態であっても、あえて投手としての始動を遅らせる可能性があるということだ。

なぜ開幕から二刀流をさせないのか?

理由は、長いシーズンを戦い抜くための負荷管理にある。

MLBのレギュラーシーズンは162試合。さらにポストシーズンへ進出すれば、10月まで戦いが続く。

大谷が開幕から打者と投手をフル稼働させた場合、シーズン終盤に疲労や故障が蓄積することも考えられる。

実際、2026年はシーズン途中で投球を続けられなくなり、打撃にも影響が出た。

そのため球団は、レギュラーシーズンでの貢献と、ポストシーズンで最高の状態を維持することを両立させようとしている。

例えば、開幕当初は打者に専念し、シーズン途中から投手として登板する方法も考えられる。

ただし、これは現段階では選択肢の一つであり、球団が正式に決定した起用方法ではない。

開幕から二刀流を行う場合も慎重に管理

もちろん、開幕から投打の両方で出場する可能性も残されている。

フリードマン編成本部長は、仮に開幕から投げる場合でも、最初の1カ月の負荷をどう管理し、その後どのように評価するかを検討する必要があると説明している。

登板間隔や投球回数、打者としての出場などを含め、従来とは異なる運用が採用される可能性もあるだろう。

ただし、具体的な登板間隔や投球数の制限について、現時点で正式な発表はない。

大谷翔平は自分の体の状態を十分に伝えていなかった?

今回の会見では、もう一つ気になる話が出ている。

フリードマン編成本部長は、大谷が自分の体の状態を球団側に必ずしも正確に伝えられていなかった可能性について言及した。

大谷はチームの勝利に貢献したいという思いが強く、できる限り試合に出場しようとする選手だ。

フリードマン編成本部長も、そうした姿勢は一流選手に共通するものだと説明している。

もちろん、これだけで大谷が意図的に故障を隠していたと断定することはできない。

ただ、球団側が選手本人の申告だけに頼らず、体の状態を把握する必要性を感じていることは読み取れる。

今後は大谷本人、首脳陣、医療スタッフがより緊密に連携し、無理のない起用方法を探ることになるだろう。

大谷翔平はフルシーズンの二刀流を続けられるのか?

大谷はこれまで、野球界の常識を覆す活躍を続けてきた。

特に2022年は、投手として28試合に先発して166イニングを投げ、打者としても666打席に立っている。

しかし、この年のエンゼルスはポストシーズンに進出していない。

実は大谷には、開幕から二刀流を続け、そのまま同じシーズンのポストシーズンでも登板した経験がない。

2027年7月には33歳を迎えることもあり、これまでと同じ負荷を長期間かけ続けられるかどうかは、今後の重要な課題となる。

また、大谷のように投打の両方でトップレベルの活躍を続ける選手は、現代のMLBに比較対象がほとんど存在しない。

一般的な先発投手の負荷管理や、野手の休養計画をそのまま当てはめることも難しい。

球団としても、大谷本人と話し合いながら最適な方法を見つけていく必要がある。

まとめ:2027年の大谷翔平は「二刀流のやり方」が変わるかもしれない

今回のフリードマン編成本部長の会見で明らかになったのは、大谷が今オフに手術を受ける必要はなく、2027年も二刀流を継続する方針だということだ。

一方で、2026年は左膝と右上腕二頭筋の故障に悩まされ、7月以降は投手として登板できなかった。

打撃にも影響が出て、ポストシーズンでは本来の力を発揮できなかったことから、球団は今後の起用方法を見直そうとしている。

2027年は開幕から二刀流を行うのか。それとも打者としてスタートし、シーズン途中から投手として復帰するのか。

現時点では決まっていない。

ただ、一つ確かなのは、ドジャースが大谷の二刀流を諦めていないことだ。

2026年は投手として防御率1.79を記録しており、その能力が依然として高いことは証明している。

今後の課題は、投打の能力を発揮することだけでなく、それをシーズン最後まで維持することにある。

2027年は、大谷翔平が二刀流を続けるための新たな運用方法を確立するシーズンになるかもしれない。


参考資料

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