2026年6月27日(日本時間28日) パドレス 3 - 15 ドジャース
大谷翔平が打球速度180.7キロの弾丸ライナー!今月8度目のマルチ安打で猛攻の導火線に
- 打数:5打数
- 安打:2安打
- 本塁打:0本塁打
- 打点:0打点
- 得点:1得点
- 三振:1三振
- 四球:0四球
- 当日打率:.296
ドジャースの「1番・指名打者(DH)」として先発出場した大谷翔平選手は、5打数2安打1得点の活躍を見せ、チームの今季最多タイとなる15得点の大勝に大きく貢献しました。大谷選手は直近の6月に入ってから本試合前まで打率.333、7本塁打、15打点と極めて高いアベレージを維持しており、その勢いを敵地サンディエゴの地でも遺憾なく発揮しました。
この日のハイライトとなったのは、1点リードで迎えた六回表の第4打席です。無死一塁の好機でマウンドに上がっていたのは、パドレスの2番手右腕バスケス投手でした。大谷選手は5月20日の同カードにおいて、バスケス投手から初球先頭打者本塁打を放った実績があります。今回の対戦ではホームランこそ生まれなかったものの、捉えた打球は時速112.3マイル(約180.7キロ)という驚異的な打球速度を計測する強烈な右前打となりました。この一撃が、後に続く歴史的なイニングの呼び水となったことは言うまでもありません。
さらに大谷選手は、八回表の第5打席でもきっちりとセンター前ヒットを放ち、今季26度目、6月に入ってからは早くも8度目となるマルチ(複数)安打を記録しました。大量得点による安全圏に入った九回表の第6打席には代打が送られ、完全にお役御免の形でベンチへ退きました。
大谷選手といえば、前々日の25日に発表されたMLBオールスターゲームのファン投票1次投票において、メジャー全選手を通じて最多となる334万1257票を獲得し、ナ・リーグのDH部門で6年連続6度目の先発出場を勝ち取ったばかりです。初めてメジャー最多得票の栄誉に輝いたスーパースターは、その名に恥じない異次元の打撃でスタジアムのファンを魅了し続けています。
山本由伸が両リーグトップタイの12度目QSで8勝目!打者一巡3発9得点の“奇迹の援護”に笑顔
- 山本由伸:6回、89球、5安打、2失点、4奪三振、2四球(今季8勝5敗、防御率2.67)
- カイル・タッカー:6回表に7号2ラン本塁打
- コール・ラッシング:6回表に9号ソロ本塁打(タッカーと2者連続)
- ムーキー・ベッツ:6回表に3試合連発となる11号3ラン本塁打
- タイラー・ウォード:9回表に適時打で追加点
- ミゲル・ロハス:9回裏に野手登板、わずか5球で3者凡退の好リリーフ
ドジャースの先発マウンドに上がった山本由伸投手は、強力なパドレス打線を相手に6回89球を投げ、5安打2失点4奪三振に抑える堂々たるピッチングを披露しました。これで山本投手は今季12度目のクオリティスタート(QS=6回以上を投げ自責点3以下)を達成。この記録はメジャー両リーグを通じてトップタイに並ぶ圧倒的な安定感を示しています。
山本投手は初回、2回と完璧に3者凡退に打ち取る素晴らしい立ち上がりを見せました。1点リードで迎えた五回裏に先頭のギャビン・シーツ選手に初球のストレートをバックスクリーンへ運ばれ、一時1-1の同点に追いつかれたものの、崩れることはありませんでした。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「最初の5イニングは本当に素晴らしい内容だったし、トータルで見ても非常にいい登板だった」と右腕のパフォーマンスを大絶賛しました。指揮官は点差が開いた六回の組み立てについて「少し器用にやろうとしすぎて、カウントを悪くした状況でカッターやスプリットに頼る場面があった」とわずかな課題を挙げつつも、前回登板で山本投手が課題としていたスプリットの精度に関しては「本当によかった」と太鼓判を押しました。
この日の山本投手を語る上で外せないのが、六回表に訪れたドジャース打線による驚異的な大量援護です。1-1の同点から打線が突如として爆発し、カイル・タッカー選手の7号2ラン、コール・ラッシング選手の9号ソロによる2者連続アーチ、さらにはムーキー・ベッツ選手が3試合連発となる11号3ランを放つなど、打者12人の猛攻で一挙9得点を奪い去りました。
これには、日頃から「好投しても打線の援護に恵まれない」ことで知られる山本投手も、ベンチ裏で信じられないといった表情を浮かべて目を輝かせていました。日本のファンや現地メディアの間でも「由伸に10試合分の援護点が一気に来た」「奇跡の展開」と大きな話題を呼んだほどです。約25分間という長い攻撃時間の裏で登板間隔が空く難しい調整を強いられましたが、山本投手は「点差が離れた後も、接戦の気持ちでマウンドに上がるようには心掛けている。集中していた」と振り返り、六回裏に1点を失ったものの、大崩れすることなく役割を果たしました。
試合の締めくくりも異例の展開となりました。15-2とドジャースが13点もの大量リードを持って迎えた九回裏、ロバーツ監督はマウンドに本職が内野手であるミゲル・ロハス選手を送りました。実は九回表にはパドレス側も捕手登録のロドルフォ・デュラン選手を登板させており、両チームが野手をマウンドに送る珍しい光景が広がりました。そんな中、ドジャースのロハス選手はマウンドに上がると、驚くべきことにわずか5球でパドレス打線を3者凡退に仕留め、見事にゲームセット。ドジャースのクローザー(?)として完璧な仕事を果たし、球場は大歓声に包まれました。
この大勝により、ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースは通算成績を53勝30敗、貯金を「23」にまで増やしました。解説を務めた井口資仁氏が「2位のパドレスにとっては(この大敗は)非常に痛い。ドジャースがさらに独走態勢に入るだろう」と指摘した通り、同地区2位パドレスとのゲーム差は「9」にまで拡大。独走劇をさらに強固なものにする、歴史的な1勝となりました。

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