2026年6月9日(日本時間10日) パイレーツ 3 - 12 ドジャース
昨季サイ・ヤング賞右腕スキーンズを打ち崩す!大谷翔平が魅せた執念の適時二塁打と敵地大ブーイングの理由
- 打数:4打数
- 安打:1安打
- 本塁打:0本塁打
- 打点:2打点
- 四球:1四球
- 三振:1三振
- 投球成績:なし(打者専念、翌日に投打同時出場予定)
- 通算打率:.301(OPS .938でナ・リーグトップを死守)
ドジャースの「1番・DH」で先発出場した大谷翔平選手は、パイレーツの先発マウンドに上がった昨季のナ・リーグ最高峰右腕、ポール・スキーンズ投手との大注目対決に挑みました。世界屈指の剛腕を前に、大谷選手の前半3打席は苦難の連続でした。第1打席は低めの鋭いスプリットを捉えきれずに二ゴロ。第3回に迎えた第2打席では、97.3マイル(約156.6キロ)のうなるような高め直球に手が出ず空振り三振を喫します。さらに第3打席でも外角へ大きく外れるチェンジアップに翻弄されて二ゴロに倒れ、スキーンズ投手を前に3打席連続凡退を余儀なくされました。
しかし、ドラマはスキーンズ投手が103球の力投の末にマウンドを降りた直後の7回に訪れました。ドジャース打線が相手のミスを突いて3-2と勝ち越した直後の無死二塁という最高のシチュエーション。打席の途中で一時中断を挟むという極めて難しいコンディションでありながら、大谷選手は集中力を極限まで高めていました。パイレーツの2番手ドテル投手が投じた外角球を鮮やかに巧打すると、打球は美しい放物線を描いて左中間へと転がっていきます。大谷選手は持ち前の俊足を飛ばして一気に二塁へと滑り込み、3試合連続安打となる貴重な激走適時二塁打を記録しました。
さらにドジャースの猛攻が止まらない中、打者11人目として再び打席が回ってきた大谷選手は、冷静にボールを見極めて押し出し四球を選び、このイニングだけで2打点目を叩き出しました。その後、歴史的な大勝劇の余韻が残る8回、大谷選手の打席でベンチは代打を送る決断を下しました。これは、翌日の試合で今季の重要なマイルストーンとなる「投打同時出場(二刀流)」を予定している大谷選手の体力を温存するための、デーブ・ロバーツ監督による戦略的かつ前向きな途中交代(今季2度目)でした。しかし、大谷選手の圧倒的なプレーを最後まで見届けたかった敵地のパイレーツファンからは、球場全体が揺れるほどの異例の大ブーイングが巻き起こる一幕もありました。それほどまでに大谷選手の存在感は、敵地ピッツバーグの観客をも虜にしていたのです。
36分間の圧巻猛攻で打者15人の10得点!フリーマンが現役最多の通算2500安打を達成した歴史的一戦
- ドジャース:7回表に打者15人を送り込む怒涛の猛攻で計10得点を記録
- 大谷翔平:7回無死二塁から左中間へ適時二塁打、さらに押し出し四球で計2打点
- アンディ・パヘス:7回に勝利を決定づける左翼席への豪快な2者連続本塁打(2ラン)
- マックス・マンシー:6回に反撃の口火を切る3打席連続安打となるタイムリーヒット
- フレディ・フリーマン:7回に現役最多・メジャー史上101人目となる通算2500安打の金字塔を打ち立てる中前適時打
- 試合時間:7回表のドジャースの攻撃時間だけで驚異の36分間を記録
この日の試合は、中盤まで両チームのプライドがぶつかり合う緊密な投手戦が展開されていました。ドジャース打線はパイレーツの先発スキーンズ投手に対し、毎回のように走者を出しながらも決定打を奪えず、苦しい展開が続きます。しかし、指揮官のロバーツ監督が「彼は球界でも最高レベル。最初の数イニングは非常に厳しい試合になると覚悟した」と振り返った通り、ドジャース打線は果敢に球数を投げさせる粘りのアプローチを徹底しました。これが実を結び、6回までにスキーンズ投手に103球を投げさせてマウンドから引きずり下ろすことに成功します。
そして2-2の同点で迎えた7回表、ドジャースの攻撃はメジャーリーグの歴史に刻まれるほどの壮絶なものとなりました。先頭のラッシング選手、フリーランド選手の鮮やかな連続安打で無死一、三塁の絶好機を作ると、プレッシャーに耐えかねた相手捕手デービス選手が三塁へ痛恨の悪送球。三塁走者が生還して勝ち越しに成功すると、ここからドジャースの青き津波がパイレーツを完全に飲み込みました。続く大谷選手の適時二塁打でリードを広げると、勢いに乗ったアンディ・パヘス選手が左翼席へと突き刺さる圧巻の2ランホームランを放ち、球場のボルテージは最高潮に達します。
パイレーツの救援陣は完全に崩壊し、四球と安打が絡んで打者10人目まで1つのアウトも取れない壊滅的な状況に陥りました。現地放送のタイマーが「攻撃時間36分」を映し出す中、この歴史的なイニングのハイライトを飾ったのが、偉大な主砲フレディ・フリーマン選手でした。打者14人目として打席に立ったフリーマン選手は、乾いた快音を残してセンター前へと抜ける適時打を放ちました。この瞬間、メジャーリーグ史上101人目、そして現役選手としては単独最多となる「通算2500安打」という不滅の金字塔が達成されたのです。
翻訳:「このチームの一員になれたことは特別で、毎日球場に来るのが本当に楽しいです。素晴らしい仲間がいるからこそ、家族を置いてでもここで頑張れます。監督が言っていたように、ここからさらに熱く戦い、次の節目(あと500本の3000安打)を目指して突き進みましょう!」
試合後、クラブハウスでナインから盛大な乾杯で祝福された36歳のベテランは、「10年前なら軽く流して次の試合に進んでいただろうが、年齢を重ねるにつれて少し感傷的になってきた。チームメートが自分のために時間を割いて、成し遂げたことを心から祝ってくれるのは本当に特別なことだ」と、大粒の涙をこらえるように感慨深く語りました。チーム全体で1イニング15人が猛攻を仕掛け、驚異の10得点を挙げたドジャースは、投打が完璧に噛み合った形で12-3とパイレーツを圧倒し、翌日の大谷選手の二刀流登板へ向けてこれ以上ない最高の弾みをつけました。

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