大谷翔平の緊急欠場とオールスター選出の舞台裏!右上腕の違和感で見守ったベンチの真実

試合

試合日時:現地時間2026年7月4日(日本時間2026年7月5日) 試合結果:ロサンゼルス・ドジャース 3 - 0 サンディエゴ・パドレス

前日7月3日の同カードに「1番・DH兼投手」の二刀流で先発し、6回3失点9奪三振と粘りの投球を見せていた大谷翔平選手。しかし、その試合中に右上腕の違和感を訴えており、7回の第4打席で代打を送られて途中交代していました。試合後には「100%でできてないもやもや感はある」と、自身のコンディションに対する気がかりな胸中を吐露していたこともあり、この日の動向には日米のファンから大きな注目が集まっていました。

結果として、デーブ・ロバーツ監督は事前の計画通り、大谷選手をスタメンから外して完全な休養日とすることを決定しました。試合は終盤まで緊迫した僅差の展開が続いたため、現地メディアからは「終盤に代打としての準備はさせていたのか」という質問が指揮官に飛びました。これに対し、ロバーツ監督は「NO!していない」と即答。試合前の段階では「様子を見ながら判断していく」と含みを持たせていたものの、実際には大谷選手を打席に立たせることなく、治療と完全な休養に専念させる選択をしたことを明かしました。

スタメンを外れた大谷選手でしたが、試合中はユニホーム姿でベンチの最前列に陣取り、チームメイトのプレーを真剣な表情で見守っていました。時には片膝を突きながら戦況を凝視する「まるで監督のような姿」が現地カメラに捉えられる一方で、チームメイトのテオスカー・ヘルナンデス選手と隣り合わせで座り、満面の笑みを浮かべて談笑するリラックスした様子も見られました。

この試合の直前には、7月14日(日本時間15日)にフィラデルフィアで行われるMLBオールスターゲームの全出場選手が発表され、大谷選手はファン投票の指名打者(DH)部門で6年連続6度目(ドジャース移籍後は初)の選出を果たしました。

球団公式SNSが公開したロッカールームの映像では、試合前にロバーツ監督が選手たちの前で「みんな知っていると思うけど、彼にとって6度目の球宴だ」と切り出し、半袖半パン姿でリラックスしていた大谷選手のもとへ歩み寄って、球宴への“招待状”を直接手渡すサプライズがありました。大谷選手は照れくさそうに帽子を脱いで周囲の拍手に応えると、ゆっくりと立ち上がって指揮官と力強い握手を交わし、チーム全体から温かい祝福を受けていました。なお、投手部門での選出は見送られ、ロバーツ監督も「日程を考えれば回避が妥当」と言及しているため、今年の球宴は打者としての出場に専念する見通しです。

適切な休養を得たことで、右上腕の違和感が最小限に抑えられることが期待されており、今後の戦線復帰に向けた前向きな1日となったことは間違いありません。

  • 山本由伸(ドジャース):7回100球、3安打無失点2四球10奪三振で今季9勝目
  • フレディ・フリーマン(ドジャース):6回に右越え15号ソロ本塁打、8回にダメ押し適時打の計2打点
  • アンディ・パヘス(ドジャース):3回に先制の適時打をマーク
  • ドジャース投手陣:山本由伸からリリーフ陣への完封リレーでパドレスをシャットアウト
  • チーム戦績:3連勝を飾り、今季最多を更新する貯金28(59勝31敗)に到達

大谷翔平選手がベンチから見守る中、マウンドで圧倒的な輝きを放ったのが先発の山本由伸投手でした。山本投手もまた、試合前に2年連続2度目となるオールスターゲームへの選出が発表されたばかりであり、まさにその選出を自ら祝うかのような、非の打ちどころがない素晴らしいピッチングを披露しました。

山本の立ち上がりは、決して平坦なものではありませんでした。初回、パドレスの先頭打者フェルナンド・タティス・ジュニア選手に初球を左前に運ばれると、2死後に安打と四球が絡んで一、三塁という先制のピンチを背負います。しかし、ここで山本投手はギアを上げ、5番のギャビン・シーツ選手を97.6マイル(約157.1キロ)のうなるような力のある速球で空振り三振に仕留め、最大の危機を無失点で切り抜けました。

このピンチを脱して以降の山本投手は、まさに「マウンド上の戦術家」に変貌しました。2回先頭に安打を許したのを最後に、なんと19打者連続で安打を許さないという驚異的な支配力を見せつけます。得意の伝家宝刀であるカーブは、相手打者が思わずのけぞるほどの軌道から急激にストライクゾーンへと決まり、低めのスプリットもことごとく空を切らせました。結果として、山本投手は7回を投げてわずか3安打、無失点。打者25人に対して100球を投げきり、毎回奪三振となるメジャー自己最多タイの10個の三振を奪う圧巻のクオリティスタートを達成しました。

打線では、同じくオールスターへの初選出が決まったばかりのルーキー、アンディ・パヘス選手が3回1死二、三塁の好機でレフト前へ技ありの先制適時打を放ち、山本投手を援護します。

さらに、通算10度目の球宴選出となった主砲のフレディ・フリーマン選手が、6回にライトスタンドの林へと吸い込まれる貴重な15号ソロ本塁打を放ち、8回にもダメ押しとなる適時打を放って計2打点と大暴れしました。

試合後、ロバーツ監督は「調子が良く、乗っているときの彼は本当に攻略するのが難しい。まさにマウンド上の戦術家だね」と、防御率を2.49まで向上させた山本投手を大絶賛。

一塁の守備位置から快投を見守ったフリーマン選手も「ヨシノブはヨシノブだからね(笑)。彼は投げたいところにボールをコントロールできる、球界屈指の投手だ。彼が投げる姿をバックで見るのは特別な時間だよ」と、最大級の賛辞を贈りました。

ドジャースはパドレスとの同地区ライバル対決に3連勝を収め、今季のパドレス戦での勝ち越し(7勝2敗)を早々に決定。チームの貯金は今季最多を更新する「28」にまで積み上がり、大谷選手が欠場しても揺るがない、選手層の厚さとチームの一体感を証明する最高の勝利となりました。

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