登板予定日と試合情報
2025年6月16日(現地)/日本時間6月17日午前11:10
ロサンゼルス・ドジャース vs サンディエゴ・パドレス(ドジャー・スタジアム)
オープナーとしての復帰決定
ついにその時が来ました。2023年8月の登板を最後にトミー・ジョン手術を受けて以来、約1年10ヶ月ぶりに大谷翔平がMLBのマウンドに帰ってきます。しかも、ドジャース移籍後初の投手登板。
チームは大谷を「オープナー」として起用し、1~2イニング限定の短期的な登板を予定しています。これは長期離脱明けという状況を踏まえ、慎重にかつ段階的に登板機会を与えるための措置です。
オープナーとは?手術から投手復帰までの道のり
戦術的な先発投手の一種で、1〜2イニングだけを投げる短時間の登板を任される投手のこと
手術後からの道のり
- 2023年9月:トミー・ジョン手術を受け、その後左肩の処置も実施
- 2024年~2025年春:DHに専念しながらも、投球練習を継続
- 2025年5月~6月初旬:実戦形式での投球練習(ライブBP)を3度実施し、6月10日の44球投球で問題なしとの判断が下されました
監督のデーブ・ロバーツは「翔平は準備が整っている」とし、GMやチームドクターも「投げられる状態に達している」と復帰を全面支持しました。
ドジャースが抱える背景:14人の投手離脱
この復帰は単なる話題作りではなく、実際にドジャースが抱える深刻な投手不足を補うものです。
現時点で14人の投手が故障者リスト入りしており、大谷の登板はその穴を埋める存在として期待されています。短期登板であっても、精神的な支柱としても重要な役割を果たすと見られています。
世間の反応と注目
MLBメディアはこの復帰を大きく取り上げており、「シーズン中最大のサプライズ」「ドジャースの救世主」との見出しが並びました。ファンからも「もう一度二刀流の大谷が見られるとは!」「パドレス戦が待ちきれない!」と熱狂の声がSNSに溢れています。
特に打者としてすでに25本塁打を記録しOPSは1.035というMVP級の成績を残す中での投手復帰は、MLB史に残る“二刀流完全体”の再来といえるでしょう。
今後のポイント
- 注目ポイント 内容
- 投球回・球数 1〜2イニング予定、球数は40球以下が目安
- 球速・球威 術後の肘の状態を確認するため、球速に注目
- 登板後の体調 次回登板に向けての判断材料となる
今後の登板頻度や起用法は、試合後の状態を見ながら慎重に判断される予定です。将来的には「週1回リリーフ」「短期先発ローテ入り」なども検討されています。
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