ドジャースの大谷翔平選手が大リーグ史上初の50-50を達成したその50号ホームランボールが23日にオークションで439万2000ドル(約6億6600万円)で落札されたと米競売会社「ゴールディン」のXにて発表し「あらゆるスポーツのボールにおける最高額」と伝えました。
このボールはオークション終了時点で最高額の270万ドル(約4億955万円)に、手数料込みで329万4000ドル(約4億9965万円)となっていましたが、最終的に439万2000ドルまで競り上がりました。
なお、これまでの野球ボールの最高額は1999年にカージナルスのマーク・マグワイアが放った70号本塁打のボールで、約305万ドル(当時のレートで約4億4000万円)でした。
今回の50号本塁打ボールを巡っては、ドジャース球団がファンに30万ドル(約4320万円)を提示しましたが合意に至らず、ボールを捕ったファンは保管する意思を示して帰宅しましたが結果的にアメリカンドリームとなったようです。
元々ホームランボールは好きで保管したりこういう形でお金に変えることもMLBの慣例。だから怪我する可能性があったとしても観戦者が記念ボールが手に入るようにフェンスを付けたりはしてないという話もあります。(※その代わりチケットには「怪我しても責任は取らない」といった文言が書かれています)
50号ボールの落札者は誰?
※落札者について下部に追記しました。
落札者は現在公開されていません。前にオークションで手に入れて大谷選手に返すといっていた日本企業の「ロコンド」も手数料込みの350万ドル(6億4千万円)まで入札していましたが負けてしまったようです。
また「K2」も300万ドル(4億3500万円)まで競っていようでかなりの接戦だったようです。
またロコンド社長は300万ドルから誰かが入れたら即座に誰かが入札をしてきていたと語っていたので、とんでもない大富豪が落札したと思われます。
オークションの締め切り直前には次々と新たな入札が入り、30分ずつ延長が続く激しい競り合いが展開されました。本来の締め切りは日本時間23日午前11時でしたが、実際には同日午後1時26分に終了しました。
落札者は台湾のIT関連企業
※11/18追記
50-50ボールの落札者は台湾の「UCキャピタル」というIT関連企業で2008年に起業。台湾のデイトレード市場では屈指の企業と言われています。そしてボールは台北101にて2025年3月2日まで公開されていて多くの来場客で賑わっているようです。
UCキャピタルは「私たちは台湾と日本の機関と協力し、公益展示を計画することで、ファンが間近でその輝きを目にする機会を提供することを喜んでいます」と述べていたので日本でも公開されるかもしれません。
■台湾で大谷人気が凄い?
台湾は野球が人気。そんな中でアジア人として大谷選手がMLBで大活躍をしていることで台湾でも人気は絶大なもののようです。プレイだけじゃなくルックスや野球一筋の人間性などでもファンを獲得していて日ハム時代やエンゼルス時代のユニフォームを着る人も多いようです。
歴史的な関係で日本の野球も好きな人が多く、甲子園を目指す高校生の映画が公開されて大ヒットするほどでした。
当時は甲子園で台湾が準優勝したことがあり、その実話を元にした映画。永瀬正敏、大沢たかおなども出ています。
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