試合結果
6月11日(現地時間)、サンディエゴのペトコ・パークで行われたロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレス戦は、ドジャースが5-2で逆転勝利。
大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場し、5打席1安打。試合終盤の9回に快足を飛ばして三塁打を放ち、8試合連続ヒットをマークしました。
9回に飛び出した圧巻の三塁打で大谷が魅せた
この試合、大谷翔平のハイライトは最終回の第5打席でした。右中間を破る痛烈な打球を放つと、そのまま一気に三塁を陥れる快足ぶり。リードをさらに広げるチャンスを演出し、試合を締める重要な場面で存在感を見せつけました。
この一本で大谷は8試合連続安打を継続。今季通算成績は打率.311、OPS.990と依然リーグトップクラスを維持しています。
松井裕樹との対決は三振、だが見応え十分
この試合のもう一つの注目は、日本人対決。第4打席で大谷はパドレスの松井裕樹投手と対戦。結果は空振り三振に終わりましたが、松井はこの奪三振でMLB通算100奪三振を達成。日本のファンにとっても胸熱なシーンとなりました。
試合後、松井は「大谷さんとの対戦は特別な経験」と語り、大谷は苦笑いを浮かべながらも松井の成長を祝福する場面もありました。
試合の全体的な流れ:ドジャースが粘り強く逆転勝利
1回裏、ドジャース先発ベン・キャスパリウスがやや不安定で、パドレスに素早く2点を献上(2–0)。
2回表以降は両先発が安定した投球を続け、試合は膠着状態に。
5回表:コンフォルタの一打で同点へ。ドジャース打線が反撃。マイケル・コンフォルタが左中間にソロ本塁打を放ち、スコアを1–1の同点に戻します
6回表:ヘルナンデスが逆転弾!
順位変動の鍵はここ。フレディ・フリーマンの内野安打、ウィル・スミスのフォアボールで無死一・二塁。
そこで打席に入ったテオスカー・ヘルナンデスが中堅スタンドへ飛ばす3ランホームラン(今季11号)を放ち、ドジャースが4–1と一気に突き放しました 。
6回裏:パドレスも反撃も及ばず。パドレスはマーティン・マルドナドの犠牲フライで1点返すも、残る2点差は埋まらず(4–2)
7回以降:リリーフによる締めと日本人対決。ドジャースはブルペン8人を継投し、主導権を維持。パドレスの7回表のチャンスも交わします。
特に注目されたのは8回裏、日本人対決:松井裕樹が大谷翔平を三振に抑える場面で、大きな注目を集めました。
9回表:大谷が追加点呼び込む三塁打。一方、打線ではまだ余力あり。大谷翔平が右中間へ鋭いライナーを放ち、三塁打。ウィル・スミスの後続打者の適時打で、チームにダメ押し点が入り5–2に。
9回裏:最終回はエバン・フィリップスが3者凡退で締め、5–2でゲームセット。ドジャースが逆転勝利、シリーズ勝ち越しを決定しました。
投手・大谷は復帰に向け順調な調整中
一方で、投手としての復帰も現実味を帯びてきました。数日前にはシミュレーテッドゲームで44球を投げ、6奪三振を記録。スライダーやフォーシームのキレも戻ってきており、ロバーツ監督は「復帰の可能性はゼロより上(north of zero)」と明言。
今後の課題は球数の増加と翌日の回復具合ですが、オールスター前の実戦登板も視野に入ってきました。
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