試合日時と結果まとめ
2025年7月11日(米国時間)サンフランシスコ・オラクル・パークで開催されたジャイアンツ戦は、ジャイアンツが8–7で勝利。ドジャースはシーズンワーストタイとなる7連敗となりました
大谷32号が日本人MLBプレイヤー初のスプラッシュ弾!
- 第3回裏:2ラン本塁打(32号・スプラッシュヒット)
- 4打数1安打(1本塁打)、三振・ゴロアウト・フライあり
詳細解説
大谷翔平は「1番・DH」で先発出場し、3回裏2死1塁の第2打席でドジャース先発ロガン・ウェッブから、右翼スタンド奥の海・マカビー湾へ突き刺さる豪快な2ラン本塁打を放ちました。スイングデータでは、打球速度106mph、飛距離410フィート、打ち上げ角30°とバランスの良い一撃だったことが分かります。
これはドジャース史上8本目、日本人選手初の“スプラッシュヒット”という歴史的瞬間でした。
スプラッシュヒットとは?
「スプラッシュヒット」とは、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地「オラクル・パーク」で、ライト後方にある「マッコビー湾(McCovey Cove)」に直接飛び込んだホームランのことを指します。
特別な場所に飛び込む一発で、ボールが海に“水しぶき(splash)”を上げて落ちることから、「スプラッシュヒット」と呼ばれます。ジャイアンツの伝説的選手バリー・ボンズの本塁打で有名になりました。
この“スプラッシュゾーン”に飛び込むのは非常に難しく、限られた選手しか達成していません。大谷翔平が今回記録したのは、MLB日本人選手として初の快挙です。
スプラッシュボールを取るのは大変…
その初スプラッシュボールを取ったのはこの方。野球ファンには見えない本格的な装備です
他と違ってホームランボールを取るためにみんな試合そっちのけでカヌーを準備しているようです。野球好きが行き過ぎてスプラッシュボールマニアになったようです。
その後、第3、第4、第5打席はそれぞれフライアウト、ゴロアウト、遊ゴロに倒れました。結果として4打席で1本塁打、三振は無かったものの、得点にはつながらず、打率的にも散発の内容でした 。
打席ごとの経過
- 第1打席:フライ
- 第2打席:同点2ラン(32号)
- 第3打席:鋭いフライでセンター前アウト
- 第4打席:遊ゴロで一塁矢野方面へのゴロアウト
序盤から波乱の打撃戦、5回の猛攻が決めてでジャイアンツに軍配
両チームとも序盤からホームラン攻勢でした。
- 1回表:ジャイアンツ・アダムスの先頭打者本塁打で先制。
- 3回裏:大谷の2ランでドジャースが逆転。
- 4回表:ジャイアンツがリードを奪う。
- 5回表:5点大爆発。ドミニク・スミス、アダムスの自前トリプル、J・ホー・リーなどが猛打を浴びせ、一気に8–2と試合を決定的に。
- 6回裏以降:ドジャースの猛反撃。テオスカー・ヘルナンデス、コンフォートらが大型のタイムリーで4点差に縮めました。
- 9回表:カミロ・ドバルの救援でドジャース打線を断ち切り、ジャイアンツが勝利を確定
ジャイアンツ先発ロガン・ウェッブは5.1回を6失点で降板。対するドジャース先発ダスティン・メイも4.2回を7失点と乱調でした
サンフランシスコ・オラクル・パークで行われたこの試合は、序盤から両チームの打線が火を噴く展開となった。先手を取ったのはジャイアンツ。1回裏、先頭のウィリー・アダメスがドジャース先発のダスティン・メイから左中間スタンドへ先頭打者本塁打を放ち、早々に試合を動かした。
追う形となったドジャースは3回表、大谷翔平が魅せる。1番打者として第2打席に臨んだ大谷は、2死1塁の場面でロガン・ウェッブの甘いシンカーを完璧に捉え、右翼のマッコビー湾へ飛び込む特大の2ランを放った。この一撃でドジャースは2-1と逆転。大谷は日本人選手として史上初の“スプラッシュヒット”という快挙を達成し、スタジアムを沸かせた。
しかし直後の4回裏、ジャイアンツがすかさず反撃。ジャング・フー・リーの安打を皮切りに2点を返して再逆転すると、5回には怒涛の攻撃を見せた。先頭のウィリー・アダメスがこの日2本目となる長打で出塁すると、続く打者たちが連打を重ね、ドミニク・スミスのタイムリーなどでこの回5得点。スコアは一気に8-2となり、ジャイアンツが主導権を完全に握った。
中盤以降、ドジャースも諦めずに反撃を試みる。6回にはテオスカー・ヘルナンデスがタイムリーツーベースを放ち、さらに7回にはウィル・スミスのタイムリーなどで3点を追加。8回終了時点で8-7と1点差にまで詰め寄った。
しかし最終回、ジャイアンツの守護神カミロ・ドバルがドジャース打線をきっちりと封じ、試合はそのまま終了。打撃戦を制したジャイアンツが、ライバル相手に貴重な勝利をもぎ取った。
このように、両軍が力強く得点を奪い合う中で、5回の集中打が明暗を分ける結果となりました。試合全体が見どころ満載で、大谷の歴史的な一発も含めてファンの記憶に残るゲームとなりました。
総括と注目ポイント
大谷の一発は圧巻の一言ですが、投手・打線ともに噛み合わないドジャースは痛い連敗。攻撃面では他の主軸(ベッツ、スミスら)が奮起したものの序盤の失点が重くのしかかりました。ジャイアンツはアダムスやリー選手らが好調で勢いを取り戻しつつあります。
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