大谷翔平、160キロ快投で連敗ストップの立役者に!

試合

試合日時と結果
2025年7月12日(現地)
ロサンゼルス・ドジャース 2-1 サンフランシスコ・ジャイアンツ
会場:オラクル・パーク(サンフランシスコ)

投球内容

  • 登板:3回
  • 球数:36球(ストライク25)
  • 被安打:1
  • 与四球:1
  • 奪三振:4
  • 失点:0

打撃成績

  • 4打数0安打
  • 内訳:一ゴロ、二ゴロ、見逃し三振、空振り三振

圧巻の初回、3者連続三振で完全主導権

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、2025年7月12日(現地)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、先発投手として3回を投げ、無失点・4奪三振の好投を披露した。これは彼にとって今季2度目の実戦登板であり、実戦感覚を養う意味でも重要なマウンドだった。

試合は敵地・オラクルパーク。立ち上がりから大谷のギアは全開で、初回の12球のうち9球がフォーシーム。その最速は99.9マイル(約160.8km/h)を記録し、3者連続三振という完璧な立ち上がりを見せた。特に左打者への外角フォーシームと右打者への内角攻めが冴え、ジャイアンツ打線を完全に封じ込めた。

2回は先頭打者に四球を与えたものの、落ち着いたマウンドさばきで後続を断ち切り、無失点で切り抜けた。3回は2死から初安打を許すが、後続を打ち取り無失点。計36球中25球がストライクと制球も安定しており、3イニングをスムーズに投げ終えた。

スライダーやスプリットは多用せず、フォーシームを軸にした構成だったが、速球の球威だけで押し切る投球内容は、今季後半戦での先発復帰への道筋を大きく照らすものとなった。現地メディアも「フィジカルに問題なし、フォームも安定」と評価しており、リハビリを経た投手・大谷が再び“エースの系譜”に返り咲く準備が整いつつあることを印象づけた。

投手戦の中で光った序盤の先制点と鉄壁リリーフ
この日、ドジャースは連敗を「7」で止めることに成功した。その原動力となったのが、大谷翔平の3回無失点投球と、継投による無駄のない守備だった。

試合は2回表、ドジャースがウィル・スミスのタイムリーヒットで先制。さらに6回にキム・ヘソンがタイムリーヒットで2-0とリードを広げる。これが勝負の決め手となりました。決して大量点ではなかったが、序盤のうちに得点を重ねたことで、以降の試合展開を有利に進めることができた。

またラッシングのミスをエドマンがカバーしたプレイも今回の勝因の一つとして大きいでしょう。

大谷の降板後は、ミラー、バーグナー、ベセア、フィリップスら継投陣が粘り強くゼロを積み重ねていった。7回にはジャイアンツのエストラーダにソロ本塁打を浴び1点差に詰め寄られるが、8回以降は要所を締め、最終回は守護神フィリップスが三者凡退に仕留めて逃げ切った。

一方、サンフランシスコ・ジャイアンツは先発のローガン・ウェッブが7回2失点と好投。特に3回以降はテンポよく抑えていたが、2回の失点が最後まで重くのしかかった。打線も7回に一矢報いたものの、計4安打と振るわず、ドジャース投手陣の前に屈した格好だ。

ドジャースの7連敗は8年ぶりという絶不調。最近は一回勝ってもまた連敗続きという印象が拭えないので油断はできません。

二刀流復活へ一歩前進 「投手・大谷」が見せた確かな仕上がり

大谷にとっては、投手としての復帰が本格的に近づいたことを印象づける内容だった。前回の登板から中6日で臨んだ今試合では、球数制限下で明確な制球力と球威を披露。特に初回の投球内容は“復帰後最良”と評されており、後半戦のローテ入りが現実味を帯びてきた。

一方で、打撃面では4打数無安打に終わり、最近の打撃不振がやや続いている印象も拭えない。しかし、今後は調整登板と並行して打撃も本調子に近づけていく段階に入り、完全復調への道筋は明るい。

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