延長13回の死闘を制したドジャース、大谷は5打数1安打
この試合は、ドジャースとメッツの一進一退の攻防が続き、延長13回に突入する白熱した展開となりました。大谷翔平選手は1番・指名打者として先発出場し、5打数1安打1四球を記録。9回には右前安打を放ち出塁しましたが、盗塁を試みた際にアウトとなる場面もありました。
試合概要
- 日時:2025年5月24日(日本時間)
- 対戦:ロサンゼルス・ドジャース vs ニューヨーク・メッツ
- 球場:シティ・フィールド(ニューヨーク)
- 結果:ドジャース 7 – 5 メッツ(延長13回)
ドジャース、延長13回の激闘を制す──テオスカーの一打で決着
※満塁のピンチをダブルプレーで凌ぎ切るドジャース
ロサンゼルス・ドジャースは23日、敵地シティ・フィールドでニューヨーク・メッツと対戦し、延長13回に及ぶ接戦を7対5で制した。昨年のナ・リーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)で激突した両チームによる再戦は、98分の雨天中断を挟みつつ、実に4時間を超える死闘となった。
先制はドジャース、打線が機能
序盤から試合の主導権を握ったのはドジャースだった。3回表、ウィル・スミスが左前適時打で口火を切ると、続くテオスカー・ヘルナンデスが右中間への鋭い打球を放ち、2点タイムリーでこの回一挙3点を先制する。
その勢いは5回にも続く。先頭のマックス・マンシーがセンター前に運び、すかさずアンディ・パヘスも右翼へはじき返して追加点。試合を5対2とし、余裕をもって中盤を迎えるかに見えた。
メッツ、土壇場の9回に粘りを見せる
しかし、メッツも意地を見せた。9回裏、2死一二塁からジェフ・マクニールが右翼線を破る2点三塁打を放ち、スタンドの雰囲気は一変する。続くタイロン・テイラーも左前適時打で応え、土壇場で3点を奪って試合を振り出しに戻した。
延長に突入しても両軍譲らず、スコアは動かない。特にドジャース救援陣のルイス・ガルシアは光った。12回裏のメッツの攻撃では、一死三塁の絶体絶命の場面を招くも、冷静に後続を断ち切る圧巻の投球で無失点に抑え、流れを再び味方に引き寄せた。
勝負を決めたのはテオスカー
迎えた13回表、ドジャースは無死二塁の好機で、再びテオスカー・ヘルナンデスが打席に立つ。ここで彼が放った打球は左翼線を破る痛烈な二塁打となり、ウィル・スミスが快足を飛ばしてホームイン。貴重な勝ち越し点が生まれた。
続いて登場したヒョンソン・キムがしぶとく中前に運び、テオスカーが三塁へ進塁。そしてアンディ・パヘスが放った高く舞い上がる犠牲フライで、ダメ押しの1点を追加した。
この2点のリードを最後は再びガルシアが締め、2回1/3を無安打無失点と完璧に抑え、文句なしの勝利投手となった。
試合総括
この試合は、ドジャース打線の連携とベテランの勝負強さ、そしてブルペン陣の踏ん張りが勝利をもたらした。特にテオスカー・ヘルナンデスは決勝打を含む3打点と攻撃の要となり、MVP級の働きを見せた。
対するメッツも9回の怒涛の追い上げで見せ場を作ったものの、あと一歩及ばなかった。マクニールの勝負強さや、テイラーのつなぎの打撃は光っており、今後の巻き返しに期待がかかる。
この勝利でドジャースは3連勝を達成し、西地区首位を堅守。明日の第2戦に向け、勢いそのままに乗り込む。
大谷の2025年シーズン成績
大谷翔平選手は2025年シーズン、打率.302、17本塁打、31打点、OPS1.040を記録しており、リーグトップクラスの成績を維持しています。
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