試合概要
- 日時: 2025年9月18日
- 対戦相手: フィラデルフィア・フィリーズ
- 球場: ドジャー・スタジアム
- 最終スコア: ドジャース 5 – 0 フィリーズ
- 勝敗: ドジャースの勝利
- 勝利投手: ブレイク・スネル(14勝9敗)
- 敗戦投手: クリストファー・サンチェス(13勝6敗)
大谷翔平、豪快51号で歴史的記録を更新
大谷翔平は、この日の試合で4打数1安打1本塁打1打点という成績を残した。唯一の安打が、チームの勝利を決定づける特大のホームランだった。この51号は、前日に達成した2年連続50本塁打に続くもので、自身の記録をさらに更新する価値ある一発となった。
打撃成績: 4打数1安打1本塁打1打点1三振1得点
大谷のこの日の打席は、静かな立ち上がりだった。初回は相手先発サンチェスに対してセカンドゴロ、3回には見逃し三振に倒れるなど、なかなか快音は聞かれなかった。しかし、その瞬間は8回に訪れた。3対0とリードを広げた直後、先頭打者として打席に立った大谷は、リリーフのヘスス・ルサルドが投じたスライダーを完璧に捉えた。打った瞬間にホームランを確信させる打球は、ライトスタンドへ一直線。打球速度112マイル(約180キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)という驚異的な数字を記録した。この一撃でチームに貴重な追加点をもたらし、フィリーズの反撃の芽を完全に摘んだ。このホームランは、試合の行方を決定づける一打となり、大谷の打者としての存在感を改めて示すものとなった。
スネルの圧巻投球とドジャース打線の援護
この試合のヒーローは、大谷のホームランだけでなく、先発ブレイク・スネルの完璧な投球も忘れてはならない。そして、そのスネルの力投に応えるかのように、ドジャース打線も繋がりのある攻撃を見せた。
スネルの投球内容: 7回、被安打2、奪三振12、与四球2、無失点
その他の得点プレー:
- 2回裏:フレディ・フリーマンの先制ソロホームラン
- 2回裏:ベン・ロートバートのタイムリーヒット
- 6回裏:トミー・エドマンの犠牲フライ
試合は序盤から先発スネルの奪三振ショーとなった。スネルはフィリーズ打線を相手に、3回までに7つの三振を奪う圧巻のピッチングを披露。特に、ピンチを迎えた7回には、自ら続投を志願し、強力打線をねじ伏せる気迫のこもった投球で無失点に抑えきった。7回を投げ終え、わずか2安打、12奪三振という素晴らしい内容で、フィリーズ打線に反撃の隙を与えなかった。
打線もスネルを援護した。2回裏、フレディ・フリーマンが先制のソロホームランを放ち、さらにベン・ロートバートがタイムリーヒットを放って追加点を挙げた。さらに6回にはトミー・エドマンの犠牲フライでリードを広げ、着実に得点を重ねていった。
7回に1,2塁のピンチでロバーツ監督がベシアとの交代を指示するがスネルは続投の意思を表しピンチを地力で切り抜けました。監督は「(上手くいくか)50/50の確率だった」とスネルの意思を尊重し賭けた結果スネルの気合が功を奏した。
スネル降板後は、ベシア、スコットとブルペン陣が無失点でフィリーズ打線を封じ込め、5対0でドジャースが快勝。これにより、地区優勝へのマジックナンバーが「8」となった。大谷のホームラン、スネルの好投、そして堅実な守備と繋がりある攻撃が噛み合い、ドジャースが連敗をストップし、再び勢いに乗る一戦となった。
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