大谷翔平が節目の46号も空砲に ドジャース投手陣崩れ7-9敗戦

ホームラン

試合結果

試合日時: 2025年9月2日(日本時間3日)
対戦カード: ロサンゼルス・ドジャース vs ピッツバーグ・パイレーツ
球場: PNCパーク(ペンシルベニア州ピッツバーグ)

ドジャース | 0 0 1 2 0 0 1 0 3 = 7
パイレーツ | 0 0 0 4 2 0 3 0 X = 9

勝利投手: Hunter Stratton(ハンター・ストラットン)7勝目
敗戦投手: Gavin Stone(ギャビン・ストーン)5敗目
セーブ: David Bednar(デビッド・ベドナー)30セーブ目

  • 3安打、1本塁打、2打点の活躍
  • 第3打席に放ったのは46号ソロHR(ドジャース移籍後100本目)
  • 2本の二塁打を含む安打数
  • 一方で遊ゴロとレフトフライもあり

9月2日、PNCパークにて行われたドジャース対パイレーツのシリーズ初戦で、大谷翔平選手は打線の柱として強烈なインパクトを残しました。第3打席には、今季46号となるソロ本塁打を放ち、この一打がドジャース通算100本目のホームランとなりました。この記録は、移籍後わずか294試合での達成であり、これまでの最速記録(Gary Sheffieldの399試合)を大きく塗り替える快挙です

また、このホームランはバットスピード120マイル(約193キロ)を記録した、キャリアでも最も速い打球速度の一つで、ドジャースのStatcast記録においても突出した飛距離でした

さらに、大谷選手は2本の二塁打を含む合計3安打をマークし、2打点にも繋げます。しかしながら、遊ゴロやレフトへのフライアウトもあり、好守にも阻まれた打席もありました。

結果として、大谷選手の働きは申し分なく光った一方で、投手陣の乱れもありドジャースは9失点を喫し、この夜の勝利には手が届きませんでした。

  • ドジャースは3回表に先制、4回には大谷の46号HRもありリードを拡大
  • 中盤にパイレーツが4点を奪い逆転、その後も加点し計9得点
  • ドジャースは7回・9回に反撃するも一歩及ばず
  • パイレーツはTommy Pham(トミー・ファム)らがマルチ安打で打線をけん引

ドジャースは序盤から主導権を握る展開でした。3回にはAndy Pages(アンディ・パヘス)のタイムリーで先制し、続く4回には大谷翔平の46号ソロ本塁打で追加点。さらにJames Outman(ジェームズ・アウトマン)の犠飛でもう1点を加え、試合を優位に進めていきます。

しかしその裏、パイレーツ打線が沈黙を破ります。先発のGavin Stone(ギャビン・ストーン)がつかまり、連打と四球から一気に同点、さらに逆転を許す展開へ。特にJared Triolo(ジャレッド・トリオロ)の2点タイムリーが大きく流れを変えました。ドジャース投手陣は、その後も継投策がうまく機能せず、7回までに計9点を奪われてしまいます。

パイレーツはTommy Pham(トミー・ファム)、Trioloに加えて、Bryan Reynolds(ブライアン・レイノルズ)らの好調な中軸打線が機能。特にPhamは3安打と大暴れし、試合を通じてパイレーツが攻撃のリズムをつかんでいました。

一方、ドジャースも反撃を見せます。7回にはMiguel Rojas(ミゲル・ロハス)のタイムリー、9回には大谷翔平のツーベースから1点を返し、再び試合を射程圏内に戻す粘りを見せました。しかし、最後は得点圏に走者を置くもあと一本が出ず、9-7で敗戦。悔しいカード初戦の黒星となりました。

ドジャース移籍後100号の節目も、試合内容には課題

この試合で特筆すべきはやはり大谷翔平の節目の一発でしょう。ドジャース通算100号は、球団史上最速での達成となり、改めてその打撃力の異次元さを見せつける結果となりました。バットスピードや打球速度のデータも、MLB全体を見渡してもトップクラス。特に後半戦に入ってからの打撃の状態は明らかに上向いており、9月以降の活躍にも期待が持てます。

一方で、試合全体を見ると投手陣の立て直しが急務です。ストーンをはじめとした先発の不安定さ、中継ぎ陣の踏ん張り不足が顕著に出た一戦でした。パイレーツのような若く勢いのある打線に対して、どう対応していくかが、ポストシーズンに向けての重要な課題と言えるでしょう。

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