2025年6月2日(日本時間3日)、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでニューヨーク・メッツと対戦し、延長10回の末、3対4で惜敗しました。この試合で大谷翔平選手は、23号ソロホームランと同点犠牲フライを放ち、2打点を挙げる活躍を見せました。
大谷翔平、7回に豪快な23号ソロホームランを放つ
0対2とリードを許して迎えた7回裏、2死走者なしの場面で打席に立った大谷選手は、メッツの3番手投手マックス・クラニックの初球カーブを完璧に捉え、ライトスタンドへ特大のソロホームランを放ちました。
この一打は、打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、打球角度38度、飛距離424フィート(約129.2メートル)を記録し、打った瞬間大谷も確信歩きの一発で、5月30日のヤンキース戦以来3試合ぶり。これでシアトル・マリナーズのカル・ローリー選手と並び、両リーグトップの23本目になります。大谷選手の成績は、5打数1安打2打点、打率.292となりました。
長嶋茂雄さんへの追悼の意を込めた一打
この日の試合前、大谷選手は自身のInstagramで、同日に亡くなった長嶋茂雄さんを偲んで以前撮ったツーショット写真を投稿し、「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼の意を表しました。
試合での23号ホームランを放った後、大谷選手は何度もうなずきながらベースを回る姿が見られ、SNS上では「長嶋さんへの思いを感じた」「まるで追悼弾のようだった」といった声が多く寄せられました。
試合展開:延長戦の末、ドジャース惜敗
試合はメッツのフランシスコ・リンドーア選手が初回に先頭打者ホームランを放ち、先制。5回にはブランドン・ニモ選手の適時二塁打で追加点を挙げ、メッツが2対0とリードを広げました。
ドジャースは7回に大谷選手の23号ソロホームランで1点を返し、9回には再び大谷選手が犠牲フライを放ち、同点に追いつきました。
しかし、延長10回表、メッツはフランシスコ・アルバレス選手の適時二塁打とリンドーア選手の適時打で2点を追加。ドジャースも10回裏にアンディ・パヘス選手の適時打で1点を返しましたが、反撃及ばず、3対4で敗れました。
大谷翔平、23号ホームランで反撃の狼煙
大谷選手は7回に今季23号となるソロホームランを放ち、チームの反撃の口火を切りました。この一発は、打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、打球角度38度、飛距離424フィート(約129.2メートル)を記録しました。
9回には、1死一、三塁の場面で左翼への犠牲フライを放ち、同点に追いつく貴重な一打を放ちました。
メッツの投打が噛み合い、延長戦を制す
メッツの先発ポール・ブラックバーン投手は、5回無失点と好投。リリーフ陣もドジャース打線を抑え、延長戦での勝利に貢献しました。
打線では、リンドーア選手が初回の先頭打者ホームランと10回の適時打で2打点を挙げ、アルバレス選手も10回に勝ち越しの適時二塁打を放つなど、要所での得点が光りました。
試合結果と今後の展望
この敗戦でドジャースは36勝24敗となり、ナショナルリーグ西地区の首位を維持していますが、2位のサンディエゴ・パドレスとの差は縮まりました。一方、メッツは38勝22敗で、ナショナルリーグ東地区の首位を堅持しています。
両チームはこの後、6月3日から5日までの3連戦を予定しており、ドジャースは巻き返しを図ります。
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