- 試合日時:2025年5月31日(日本時間)
- 対戦カード:ロサンゼルス・ドジャース vs. ニューヨーク・ヤンキース
- 試合結果:ドジャース 8 – 5 ヤンキース
2打席連続アーチ!大谷翔平が見せた豪快な一撃
2025年5月31日(日本時間)のヤンキース戦で、大谷翔平選手がまたしてもその真価を証明しました。ドジャースタジアムで行われたこの一戦で、大谷は「1番・指名打者」として出場し、2本の本塁打を含む圧巻の打撃を披露。球場を大きく沸かせる2発のアーチは、いずれも重要な場面で飛び出し、チームの逆転勝利に繋がりました。
1回裏、同点に追いつく豪快な21号
初回、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ選手が先制のソロ本塁打を放ち、敵地に静かな緊張感が走った直後の1回裏。大谷選手はその初球、なんと甘く入ったスライダーを逃さず、左中間スタンドへ一直線。打った瞬間にそれとわかる見事な21号ソロ本塁打で、すぐさま試合を振り出しに戻しました。
この一打には、ジャッジの本塁打に応える強烈なメッセージが込められていたようにも感じられ、まさにスーパースター同士の応酬というべき場面でした。
6回裏、反撃の狼煙となった22号アーチ
そして再び大谷が主役となったのは6回裏。3点ビハインドの苦しい展開の中、再び大谷に打席が回ってきます。ここでも冷静に球を見極めた大谷は、フリード投手の甘いカーブを捉え、今度はライトスタンドへ完璧な一撃。右翼を守っていたジャッジ選手が振り返ることすらない圧巻の22号ソロホームランで、ドジャースの反撃を勢いづけました。
この一打を皮切りに、ドジャース打線は猛攻を仕掛け、同回に4点を奪って同点に追いつきました。
このときホームランテラスのパーティーションを破壊し、それを記念に持ち帰るファンが続出した珍事もありました。
5月だけで15本塁打、球団記録に並ぶ快挙
この日の2本塁打で、大谷は今季22本塁打に到達。中でも特筆すべきは、5月だけで15本のホームランを放っているという事実です。これはドジャースの月間本塁打記録に並ぶ快挙であり、MLB全体を見渡しても稀に見るペース。かつてのバリー・ボンズやサミー・ソーサを彷彿とさせる驚異的なスラッガーぶりに、球界関係者やメディアからも驚嘆の声が上がっています。
MLB史上初最速の60得点
そしてこの試合で今季60得点に到達しました。これは近代MLB(1901年以降)において、6月を迎える前に60得点に達した史上初の快挙です。米データ分析会社「OptaSTATS」によると、これまでにこの記録を達成した選手はいません。
試合の流れと主な選手の活躍
試合は初回から両チームの主砲が本塁打を放つ展開となりました。
1回表:ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が19号ソロ本塁打を放ち先制。
1回裏:ドジャースの大谷翔平選手が21号ソロ本塁打で同点に追いつきました。
その後、ヤンキースは2回にウェルズ選手の9号ソロ本塁打、グリシャム選手の13号2ラン本塁打で3点を追加し、3回にはゴールドシュミット選手の6号ソロ本塁打で5-2とリードを広げました。
ドジャースは6回に大谷選手の22号ソロ本塁打を皮切りに、フリーマン選手のタイムリー二塁打、パヘス選手のタイムリー内野安打、コンフォート選手の押し出し四球で4点を奪い同点に追いつきました。
7回にはパヘス選手が2点タイムリーを放ち、8-5と逆転に成功しました。
ドジャースのフレディ・フリーマン選手は3安打1打点、アンディ・パヘス選手は2安打3打点の活躍を見せました。
大谷翔平、投手復帰に向けて前進
試合前、大谷翔平選手はキャッチボールを行い、投手としての調整を進めている様子が見られました。
ロバーツ監督は「彼はすごく投げたいと思っているだろう。先週(初のライブBP)はいい一歩だった。我々は確実に前進して、彼もその過 … コメントしており、早ければ6月1日にも2度目の実戦形式の練 … 登板が予定されています。
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