試合結果
- 日付:2025年5月31日(日本時間6月1日)
- 場所:ドジャー・スタジアム(ロサンゼルス)
- スコア:ドジャース 18 – 2 ヤンキース
- 勝利投手:ランドン・ナック(3勝2敗)
- 敗戦投手:ウィル・ウォーレン(3勝3敗)
大谷翔平、ヤンキース戦で2安打2得点の活躍
前日の試合で2本塁打を放った大谷選手は、この日も好調を維持し、4打数2安打2得点を記録しました。5月の月間本塁打数は15本となり、ドジャースの月間最多記録に並びました。
ライブBPで29球!最速156キロも
また、試合前には術後2度目となるライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、打者7人に対して29球を投げ、最速156キロを計測しました。この登板により、二刀流復帰への準備が順調に進んでいることが伺えます。
同僚選手も驚嘆する大谷の才能
ドジャースの同僚であるムーキー・ベッツ選手は、大谷選手について「彼の身の回りで起きていることに対しての対処の仕方が、僕は本当に気に入っているし、非常に感心させられるんだ」とコメントし、その一貫性と冷静さを称賛しました。また、マックス・マンシー選手は「毎晩、彼は僕が一度も見たことがない活躍をする。アウトになる時でも、120マイル(約193.12キロ)の速さの打球を打つんだ」と述べ、大谷選手の規格外の打撃力に驚きを隠せない様子でした。
試合展開:序盤からの猛攻で試合を決定づける
初回:4点を先制し主導権を握る
ドジャースは初回、ウィル・スミスのタイムリー、マックス・マンシーの適時打、マイケル・コンフォートの犠牲フライ、トミー・エドマンのタイムリーツーベースで4点を先制。ヤンキース先発のウィル・ウォーレンはこの回だけで39球を要し、苦しい立ち上がりとなりました。
2回:マンシーの通算200号本塁打などで6点を追加
2回には、マンシーが通算200号となる3ラン本塁打を放ち、さらにエドマンのタイムリー、キム・ヘソンの2ラン本塁打で計6点を追加。これにより、ドジャースは2回までに10-0と大量リードを奪いました。
中盤:ヤンキースの反撃を最小限に抑える
ヤンキースは4回表、アーロン・ジャッジのソロ本塁打で1点を返しましたが、ドジャースは5回裏にフレディ・フリーマンのタイムリーとマンシーのこの日2本目となる3ラン本塁打で4点を追加し、14-1とリードを広げました。
終盤:若手選手の活躍でさらに加点
7回にはアンディ・パヘスがソロ本塁打を放ち、8回には新人のダルトン・ラッシングがメジャー初本塁打となる3ランを放ち、最終的に18-2で試合を締めくくりました。
投手陣の活躍:ナックが6回1失点の好投
ドジャース先発のランドン・ナックは6回を投げて5安打1失点、6奪三振の好投を見せ、今季3勝目を挙げました。その後、リリーフ陣もヤンキース打線を抑え、試合を締めくくりました。
ヤンキースの反撃:ジャッジの2本塁打のみ
ヤンキースはジャッジが4回と8回にソロ本塁打を放ち、個人としては奮闘しましたが、他の打者はドジャース投手陣の前に抑え込まれ、得点を重ねることができませんでした。しかしジャッジはこれで大谷の本塁打数に1本差まで縮めることとなりました。
監督誕生日の16点差はMLB史上二位の得点差
またこの日はロバーツ監督53歳の誕生日。監督の誕生日の最多得点差勝利記録としてこの16点差は歴代二位タイとなります。
一位は記録は1886年8月15日、セントルイス・ブラウンズの19-0でブルックリンに勝利したC・コミスキー選手兼任監督の誕生日でした。ロバーツ監督と同じ二位タイは1955年5月27日、レッドソックスのP・ヒギンズ監督の16点差でナショナルズに勝った試合です。
投手復帰への慎重な意見も
大谷選手の投手復帰については、慎重な意見も出ています。通算696本塁打を記録した元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏は、「私なら今季は休ませる。リスクが大きすぎる。彼が怪我をしたらシーズンは終わりだ」と述べ、今季中のマウンド復帰に反対する見解を示しました。
愛犬デコピンとの癒しの時間

試合後、大谷選手は自身のInstagramストーリーズに愛犬デコピンの写真を投稿し、ファンを和ませました。前夜の2本塁打、試合前のライブBP、そしてこの日の2安打2得点と多忙なスケジュールの中でも、愛犬との時間を大切にする姿勢が伺えます。
コメント