大谷翔平が2安打4出塁2盗塁の活躍で攻撃を牽引。山本由伸は無失点快投で10勝目。

試合

2025年8月3日(日本時間4日)/インターリーグ:ドジャース 3-0 レイズ(@トロピカーナ・フィールド)

🏃‍♂️ 2盗塁&4出塁!攻めの走塁で流れを引き寄せた大谷翔平

  • 1打席目:四球 → すかさず盗塁を決め、先制機を演出
  • 2打席目:空振り三振
  • 3打席目:申告敬遠
  • 4打席目:内野安打 → 二盗成功でチャンスメイク
  • 5打席目:左中間への二塁打

ドジャースの大黒柱・大谷翔平が、この日も攻撃の起点として抜群の存在感を放った。初回の第1打席では四球を選ぶと、直後に二盗を敢行。相手バッテリーが大谷の足を警戒していた中でも、まったくひるむことなくスタートを切り、先制の流れを生み出した。

第2打席は空振り三振に倒れたが、第3打席では勝負を避けられる形で申告敬遠。第4打席はショートへの内野安打で出塁し、再び二盗に成功。この回、ドジャースはついにスコアを動かす2点を奪取したが、その起点となったのが大谷の足だった。

5打席目には、カウントを見極めて甘く入ったボールを左中間へと運ぶ二塁打。試合終盤にもかかわらず、大谷はバットでも鋭さを見せた。合計で3打数2安打2盗塁4出塁という文句なしのスタッツを残し、走攻において圧倒的な存在感を発揮した。

試合後、ロバーツ監督も「ショウヘイの出塁と走塁が、レイズ投手陣にプレッシャーを与え続けた。彼のスピードと野球IQが光ったね」と称賛。得点につながる出塁だけでなく、自ら盗塁でチャンスメイクを重ねるスタイルは、まさに“チームを勝たせる男”そのものだった。

この日のドジャースを勝利へ導いたのは、先発・山本由伸の力投だった。フロリダの蒸し暑い気候にもかかわらず、山本は立ち上がりからテンポよく打者を打ち取り、要所での制球が冴えた。カーブ、スプリッター、そして外角への直球が特に有効で、6回途中までレイズ打線に得点を許さなかった。

5回2/3で88球、被安打5、6奪三振、与四死球0という内容は、まさに「安定感」の一語に尽きる。敵地タンパベイにもかかわらず、降板時にはスタンディングオベーションが送られた。

ロバーツ監督は試合後、「すべての球種が機能していたし、暑さの中でも冷静にマウンドを支配していた。ウィル・スミスのリードも的確だった」とコメント。ナ・リーグの新人投手の中でも屈指の安定感を誇る山本は、これでついに2桁勝利に到達。シーズン後半戦に向けて、大きな節目を刻んだ。

🔄 7回に試合が動いた!ドジャースが一気に主導権
両チーム無得点のまま進んだ均衡は、7回に崩れた。この回、先頭のテオスカー・ヘルナンデスが中前打で出塁。続く大谷翔平はショート内野安打で無死一二塁とし、自らの盗塁で一死二三塁のチャンスを作る。

ここでジェームズ・アウトマンが右前へ2点タイムリーを放ち、ついにドジャースが試合の均衡を破った。さらに8回にはミゲル・ロハスの適時打で追加点を奪い、勝負を決定づけた。

一方のレイズは、先発のザック・リットルが6回1/3を無失点に抑える好投を見せていたが、7回に突如崩れた中継ぎ陣が誤算となった。攻撃陣も山本、そして中継ぎのフィリップス、ヴェシア、ケリー、ハドソンの前に沈黙。ホームでの完封負けを喫した。

🧩 総括:エース山本と大谷の二枚看板で掴んだ勝利
この試合は、「山本の安定感」×「大谷の攻撃力」というドジャースが誇る両輪の活躍が見事に噛み合った一戦だった。猛暑の敵地で粘りのピッチングを見せた山本と、得点につながる出塁と盗塁を連発した大谷。投打の柱がそれぞれの仕事を完遂し、ドジャースは貴重なカード勝ち越しを手にした。

シーズン後半へ向け、チームが勢いに乗れるかどうかは、まさにこの二人の安定感にかかっていると言っても過言ではない。

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