ドジャース対パイレーツ戦で2番指名打者の大谷選手がポール・スキーンズ投手から15号2ランを放ちました。実に5試合ぶりのホームラン。結果は6-10で敗れましたがこのときの球速が161.1キロで大谷選手にとっては今までのキャリアで本塁打にした中では最速球。
スキーンズ投手は2023のMLBドラフト全体1位で指名され、速球は平均158キロ、最速は164キロという怪物。そしてその実力から契約金が920万ドル(14億円 ※2024/6月時点)でドラフト史上最高額のMLBの新星。
試合後の大谷選手へのインタビューではスキーンズ投手の速球は早くて当たり前という感じで取られた次の打席ではリリースポイントなど違う点を頭に入れて15号HRを取れたようです。
ポール・スキーンズ選手は二刀流?実は三刀流!
160キロの速球に151キロのスプリット、137キロのスライダーを持つ怪物ですが、空軍士官学校では投手、捕手としての二刀流でプレイしていました。さらに打者としても打率.314、13本塁打、OPS1.046で投打で優秀な成績を残した選手が貰えるジョン・オルルード賞も受賞したなんと三刀流の選手。ルイジアナ州立大学ではカレッジリーグ優勝も経験しその時MVPを受賞。
もともとは捕手で始めて途中で投手も兼ねていたスキーンズ選手。今は投手に専念しましたがエンゼルスファンだった彼は「大谷選手の二刀流を見て自分もそれができるかもしれないと思ってできる限り続けた」とし、さらに「二刀流を大学レベルでやるのとメジャーでやるのとは訳が違った。メジャーでそれをしている彼をリスペクトしている」というようなコメントをしていました。
大谷選手を初めて生で見たのはまだ野球にそれほど詳しくなかった高校時代に無料でもらったチケットで2018年4月8日のエンゼルス対アスレチックスの試合だったそうです。
このときの内容は7回までパーフェクトで完全試合達成かと思われていた試合でしたが当時アスレチックスにいたセミエン(現レンジャース)選手に打ち砕かれました。
完全試合がかかった試合だったのもありスキーンズ選手にとって感慨深かったようです。
コメント