大谷翔平、 2年連続50本塁打&史上初の「50-50」同時達成で二刀流史に名を残す!

ホームラン

試合概要
項目 内容
試合日 2025年9月17日 (現地時間)
対戦相手 フィラデルフィア・フィリーズ
最終スコア ドジャース 6 – 9 フィリーズ
勝敗 ドジャースの敗北
勝利投手 バンクス (フィリーズ)
敗戦投手 トライネン (ドジャース)

この日の大谷選手の活躍は、まさに歴史に刻まれるものとなりました。2年連続での50本塁打達成と、史上初となる「50本塁打・50奪三振」の同時達成。投手としても打者としても、別次元のパフォーマンスを披露し、ファンを熱狂させました。

大谷翔平 試合成績リスト

  • 打撃成績: 4打数1安打1本塁打1打点
  • 本塁打: 第50号ソロホームラン(8回裏)
  • 投手成績: 5回、被安打0、奪三振5、与四球3、無失点


大谷選手のこの日の主役は、何と言っても第50号ホームランでした。4-6と2点を追いかける展開で迎えた8回裏、大谷選手はフィリーズの右腕バンクスから、初球のスライダーを完璧に捉えました。打球は角度27度、打球速度108.2マイル(約174.1km/h)という驚異的なデータで、ライトスタンドへ一直線。飛距離は推定435フィート(約132.6m)。打った瞬間に確信できる弾丸ライナーは、ドジャー・スタジアムのファンを総立ちにさせました。この一発で、大谷選手はベーブ・ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサら伝説的な強打者に並ぶ、MLB史上6人目の2年連続50本塁打という偉業を成し遂げました。

歴代二年連続本塁打達成選手

  • ベーブ・ルース (1920-1921, 1927-1928)
  • ケン・グリフィー・ジュニア (1997-1998)
  • マーク・マグワイア (1998-1999)
  • サミー・ソーサ (1998-1999)
  • アレックス・ロドリゲス (2001-2002)
  • 大谷翔平 (2024-2025)

投手でも無失点で50奪三振達成!

さらに、この日大谷選手は「1番・投手兼DH」として先発出場。投手としても、フィリーズ打線を相手に圧巻の投球を披露しました。初回、先頭打者を空振り三振に仕留め、今季奪三振数を50の大台に乗せました。これにより、史上初となる「50本塁打・50奪三振」という、二刀流ならではの金字塔を打ち立てたのです。

投手としての詳細な投球内容
この日の大谷投手の投球内容は、球威と制球が見事に噛み合ったものでした。最速は101.7マイル(約163.7km/h)を記録。ストレート、スライダー、スイーパー、スプリットを巧みに投げ分け、フィリーズ打線に的を絞らせませんでした。特に、得意のスイーパーは空振り率が45%と非常に高く、要所で三振を奪う武器となりました。5回を投げ被安打0、無失点という完璧な内容で、チームに流れを引き寄せました。

大谷選手の歴史的な活躍にもかかわらず、ドジャースはフィリーズに逆転負けを喫しました。試合は序盤からドジャースが主導権を握り、大谷選手の好投と打線の援護で優位に進めていましたが、試合中盤からフィリーズの猛追を受けました。

試合の流れを左右したキープレー

  • ドジャース: 2回裏、T・ヘルナンデスの2ランホームランで先制。
  • フィリーズ: 6回表、ドジャースのリリーフ陣を攻め立て、マーシュの逆転3ランホームランを含む5得点で一挙に試合をひっくり返す。9回表にもマルシャンの3ランホームランでダメ押し。

ドジャースは、2回にテイラーのソロホームラン、続いてK・ヘルナンデスの2ランホームランで3点を先制。さらに、大谷選手のタイムリーで1点を加え、4-0とフィリーズを突き放しました。しかし、5回を投げ終えた大谷選手がマウンドを降りると、試合の流れは一変。6回表、ドジャースの救援陣がフィリーズ打線の集中打を浴び、一挙5点を献上し逆転を許しました。特に、マーシュに浴びた逆転3ランは、試合の行方を決定づける一発となりました。

その後、8回に大谷選手の歴史的な50号ソロホームランで1点差に迫るものの、9回表には守護神クラスのトライネンが痛恨の3ランを浴び、勝敗は決しました。この敗戦により、ドジャースはフィリーズに連日の逆転負けを喫することとなりました。大谷選手が偉大な記録を打ち立てた日であると同時に、リリーフ陣の不安定さが浮き彫りになった苦い敗戦となりました。

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