8月3日のアスレチックス戦で大谷選手が今季初3盗塁を決めて31盗塁になり、これで30本塁打、30盗塁を超えたのでトリプルスリーに王手がかかりました。打率も現在三割九厘を超えているのでこのまま行けばほぼ確実に。
メジャーにトリプルスリーという概念はありませんが現在25人が達成していて大谷選手が26人目になる可能性が大。
その代わり30-30クラブという「30本塁打、30盗塁達成」のパワーとスピードを兼ね備えた選手のための記録があります。ドジャースでは3人目になるのが大谷選手。
メジャーの「30-30クラブ」とは
1922年にケン・ウィリアムズ選手がメジャーで初めて30-30を達成しましたが、当時パワー野球全盛の時代には重要視されておらず二人目の達成は1956年のウィリー・メイズ選手。1983にMVPとなったデール・マーフィー選手によりこの記録が注目されるようになりました。
2023までに46人が達成していて大谷選手も今回の記録でこのクラブの一員に。
30-30クラブ - Wikipedia
ja.wikipedia.org
ちなみにエンゼルス時代の同僚だったマイク・トラウト選手は新人で30-30を達成という2024現在唯一の記録を持っています。
メジャー歴史上でも数少ない40-40クラブ保持者
その上に40-40クラブがありますがこちらの達成者は歴代でたった5人。
| 年 | 選手 | チーム | 本塁打 | 盗塁 |
| 1988 | ホセ・カンセコ | オークランド・アスレチックス | 42 | 40 |
| 1996 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 42 | 40 |
| 1998 | アレックス・ロドリゲス | シアトル・マリナーズ | 42 | 46 |
| 2006 | アルフォンソ・ソリアーノ | ワシントン・ナショナルズ | 46 | 41 |
| 2023 | ロナルド・アクーニャ・ジュニア | アトランタ・ブレーブス | 41 | 73 |
NPBでは2023年現在40-40に到達した選手は現在いません（最も近づいたのは1987年の秋山幸二選手の43本塁打、38盗塁）。大谷選手はまだシーズンが残っているので6人目の40-40達成の可能性もあるかもしれないと期待する声もあります。
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