大谷41号&盗塁成功も終盤痛恨の被弾で逆転許す ドジャース惜敗

ホームラン

Toronto Blue Jays 5–4 Los Angeles Dodgers(2025年8月10日 ドジャースタジアム)

大谷41号と盗塁!敬遠もチームプレイで押し出しにつなげる

  • 打撃成績:4打数2安打1本塁打、2度の申告敬遠、三振2回(見逃し・空振り)
  • 本塁打:1回裏、ソロホームランを放つ(本塁打数は41号に)
  • 盗塁・走塁:6回裏に二盗成功。ただし、その後の三盗は失敗(棒打ちでタッチアウト)
  • 戦略的な敬遠:2度の申告敬遠(2回裏と8回裏)により、相手から警戒される存在であることを示す采配対象に

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、この試合で非常にインパクトのあるプレーを見せました。まずは初回、彼は第1打席でソロホームランを放ち、個人として今季41号目をマーク。この一発で試合の流れをつかむきっかけを作りました。

一方で、相手チームの警戒も顕著でした。第2打席と第8打席では申告敬遠され、いかに相手にとって脅威であるかが如実に表れていました。しかしその後フリーマンの死球で押し出し同点に。これにより、得点機を演出する役割として扱われたことも、今後のチーム戦術にとって興味深いポイントです。

申告敬遠の数はナ・リーグ一位の16回。二位のソトが11となっています。ア・リーグはジャッジの27個ととんでもない数に。

走塁面では、第6回裏に二盗に成功して足でも存在感を発揮。しかし直後に三盗を試みるも、タッチアウトとなり、流れを止める残念な結果に終わってしまいました。試合後には、デーブ・ロバーツ監督からも「ベースランニングの選択が適切ではなかった」とやや辛口の評価もありました。

このように、大谷選手は打撃・走塁・戦術面のすべてで存在感を見せた一方で、流れを変えるチャンスでのミスが目立った試合となりました。

Toronto Blue Jays 5–4 Los Angeles Dodgers(2025年8月10日 ドジャースタジアム)

打撃戦のように見えた序盤から、中盤〜終盤は逆転の応酬となる接戦となりました。

立ち上がり、ドジャースは大谷翔平選手とフレディ・フリーマン選手がそれぞれ1回裏にソロ本塁打を放ち、先制の2点を奪いました。

投手陣はその後も頑張り、先発のタイラー・グラスノー選手は6回途中まで8奪三振を記録するなど好内容。しかし、ブルージェイズも着実に反撃の糸口を探っています。

8回表、ブルージェイズが劇的に逆転。ブレイク・トリーネン投手が内野のちょっとしたボールに連打を浴び、ウラディミール・ゲレーロJr.選手とアディソン・バージャー選手に連発被弾。2−4から4−3と試合をひっくり返しました。

9回表にはアレックス・ヴェシア投手がさらに痛打を浴び、アーニー・クレメント選手に1発浴びて5−4と勝ち越される展開に。

9回裏、ドジャースは意地を見せるも、ブルージェイズの守護神メイソン・フルハーティー投手がしっかり〆て勝利。先頭の大谷選手を空振り三振、続くベッツ選手を併殺打に打ち取って試合終了となりました。

両チームの流れと総括
ドジャースは序盤の一気の援護により展開を支配していたものの、終盤のリリーフ陣の崩れが響き、大量得点の芽を上手に摘まれてしまったとも言えます。グラスノー投手の好投が報われなかったのが惜しまれます。

ブルージェイズは終盤の粘りが光りました。特に8回からの連続本塁打と9回先頭打者の一発がまさに試合を決める勝負強さを示し、オオタニ選手への敬遠戦略が裏目に出る結果となりました。

シリーズとしても、ドジャースはこの敗戦でカードを2勝1敗とし、ブルージェイズはスイープを免れた格好です。ドジャースは依然としてナ・リーグ西地区首位(68勝50敗)を維持。

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