3月21日に大谷翔平氏の名物通訳として有名な水原一平氏が違法賭博への関与の疑いで解雇されました。
違法なブックメーカーで大谷翔平氏の口座から450万ドル(およそ6億8000万円)が使われたと見られています。大谷氏の弁護士は「我々は大谷翔平が大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と発表しました。
流れとしては大谷氏の口座からブックメーカーに送金した履歴があり、大谷氏が容疑者としてFBIから捜査されました。そして水原氏が大谷氏の口座を不正利用で送金したと弁護士が彼を告発し、ドジャースを解雇された形のようです。
しかし米メディアEPSNの事前取材では水原氏は「大谷氏が借金を肩代わりしてくれた。彼は賭け事には一切関与していない」と語っていましたが、後日不正利用だったと弁護士が発表して真相は謎が残ったまま。
発表されてる中で確認されている送金は2023年の9月と10月にも大谷翔平名義で50万ドルずつ。それ以外にも350万ドルなので結構な期間に定期的な送金があったと噂されています。
大谷翔平への影響は?
大谷氏が違法賭博と知った上での借金の肩代わりなら関係者として賭博に関与したことになり、不正利用なら水原氏が盗んだことで横領、窃盗容疑になります。
詳しくはカリフォルニア州の弁護士資格も持つ清原博士弁護士がメディアで大谷翔平選手に責任は問われるのか答えていました。
もし19日に話をしたように、大谷選手が自らログインして送金していた場合、影響はあるのか?
水原氏がもし違法賭博していれば、大谷選手はその違法賭博に加担した、あるいは手助けをしたという意味で責任を問われる可能性がある。
自ら大谷選手が送金したときに、まさかギャンブルが違法だとは全然知らずに送金した場合には、大谷選手が責任を問われることはないだろうが、もし仮に、水原さんから「こういうギャンブルなんだ」と、詳しく説明を受けて、大谷選手側もこれはまずいギャンブルじゃないかと分かるくらい詳しく説明を受けていながらも、自ら大谷選手が送金した場合には、もしかしたら、水原氏の違法賭博に加担した、手助けしたとして責任を問われる可能性があるかもしれない。
――捜査段階で大谷選手への影響は?
大谷選手の銀行口座が浮上しているので、それを捜査機関は詳しく知りたいだろう。大谷選手自身から事情を聞くことを考えている可能性はありますが、実際には本人では無くて代理人弁護士から話しを聞くというのが最初になるとみられる。
大谷選手の責任は?国際弁護士が解説「違法と知って送金なら責任問われる可能性も」
水原一平はどれくらいの罪になる?
また違法賭博をした場合、どれくらいの罪になるのか村尾卓哉弁護士がこう答えていました。
米国ではスポーツ賭博は約40州では合法だが、ドジャースや大谷の古巣エンゼルスが本拠地を置くカリフォルニア州では違法となっている。
村尾氏は「基本的にカリフォルニア州は、違法賭博というのが軽犯罪というふうにされていて、罰金1000ドル(約15万円)、ないしは6カ月の郡刑務所での服役というのが最高刑として定められています」と、法律的な解説を加えた。
また「仮に横領であれば最長3年、罰金がそれぞれ1万ドル以下。窃盗は1000ドル以下という量刑が決められています」とも説明した。
今後の水原氏について、村尾氏は「仮に捜査を受けるとしたら、大谷さん(の代理人)が告訴しているわけですから、何十万ドルというものを盗まれた、仮に管理する権限を与えていたとしても、横領であるということで、横領または窃盗で捜査を受けると思います」と予測した。
水原一平氏 今後どうなる? 国際弁護士が解説「金額があまりにも大きい。横領したとなれば…」
世間では通訳が勝手に通帳を不正利用できるのかという声も出ています。しかし生活のほとんどを野球のために費やしている大谷選手がわざわざ違法賭博に没頭するとは考えづらいという声もあります。
この件が彼のプレイの大きな影響にならないことを祈ります。
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