ドジャースが4年ぶりのワールドシリーズ制覇を達成でMVPはフリーマン!

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日本時間10月31日、ドジャースはワールドシリーズ第5戦でヤンキースとのシーソーゲームを7-6で制して2020年以来4年ぶり、史上8度目の世界一になりました。ドジャースは0対5のビハインドから5回に相手のミスを突いて5得点を奪い同点に追いつき、8回には2本の犠牲フライで逆転して勝利しました。

この試合は2009年ワールドシリーズMVPの松井秀喜の始球式で幕を開け、ヤンキースが初回から猛打を振るいました。アーロン・ジャッジがワールドシリーズ初アーチを放ち、ジャズ・チザムJr.も連続本塁打を記録。その後もヤンキースはスタントンがソロ本塁打を決め3回までに5点のリードを広げました。

ヤンキース先発のゲリット・コールも好投。守備もジャッジがフリーマンをフェンス際でキャッチするなど好調でした。しかし5回にセンターフライをジャッジがエラー。そこからボルビーの三塁封殺がショートバウンドになってオールセーフで無死満塁のピンチに。

2打者を三振に抑えベッツも一塁ゴロで仕留めるも、コールが一塁ベースカバーをミスし、ベッツの内野安打から1点に繋がりそこからフリーマン、ヘルナンデスが連続タイムリーとなりドジャースが一気に5得点して同点に追いつきました。その後、6回にヤンキースが1点を勝ち越しましたが、7回に無死満塁でラックス、ベッツが犠牲フライで再逆転に成功しました。

8回にはブレイク・トライネンがピンチを凌ぎ、最終回は今季限りでFAとなるウォーカー・ビューラーが登板。中1日の登板にもかかわらず見事な投球を見せ、ドジャースは4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝きました。

LAの路上にはドジャースファンが集まり大混雑に。

勝利後の大谷選手へのインタビュー。怪我で強行出場したことに関してなど答えています。

大谷選手も悲願の優勝に歓喜。

ドジャースのチームメイトについて「いい選手でもあり、いい人たちでもあり、本当にまとまったチームだと思います」と語っています。

シリーズMVPには、5試合で20打数6安打4本塁打12打点と大活躍したフレディ・フリーマン選手が選ばれました。フリーマンはワールドシリーズ記録となる6試合連続本塁打と12打点を記録し、ドジャースの栄冠に大きく貢献しました。

最大のハイライトはやはり第1戦でのサヨナラ逆転満塁本塁打でしょう。10回裏、2対3とリードされた場面で二死満塁から初球をライトスタンドに運び、ドジャースに勝利をもたらしました。この勝利から勢いに乗ったドジャースは、一気に3連勝を飾り王手をかけました。また、第5戦でも4点ビハインドの5回表二死満塁からセンター前にタイムリーを放ち、同点・逆転劇を達成しました。

フリーマンはシーズン最終に足首を負傷し、守備や走塁に支障をきたしながらも、その影響を感じさせないプレーでチームを鼓舞しプレイでも精神面でもワールドシリーズにおいて柱となってくれていました。

ワールドシリーズ第2戦で7回途中1安打1失点という好投をした山本由伸投手(26)はドジャース加入1年目にしてワールドシリーズ制覇の歓喜を味わいました。日本人選手としては、2005年の井口(ホワイトソックス)、2007年の松坂、岡島(レッドソックス)に続き、メジャー1年目でのワールドチャンピオンとなる4人目の快挙です。

そしてこれにより山本投手は2022年のオリックス、侍ジャパンとして2019年のプレミア12、2021年東京五輪、2023年WBCと優勝を経験して球界史上初の五冠を達成した選手に。

26歳という若さでこれだけの優勝を経験する現場に居合わせるのはまさに本人の実力の高さの証明と言えるでしょう。

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