大谷翔平、豪快53号!グラスノー先発試合で放った歴史的アーチ

ホームラン

日本時間9月21日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦しました。エース級のタイラー・グラスノーが先発する中、試合は序盤から点の取り合いとなる接戦に。そんな手に汗握る展開で、ドジャースの勝利を決定づけたのは、他でもない大谷翔平選手でした。今季53号目となる一発が、ドジャースタジアムを熱狂の渦に巻き込みました。

試合概要:投打が噛み合ったドジャースが粘り勝ち

  • 試合日時: 2025年9月20日(現地時間)
  • 試合結果: ドジャース 7 – 5 ジャイアンツ
  • 勝敗: ドジャースの勝利
  • 勝利投手: ヘクター・エンリケス(3勝1敗)
  • 敗戦投手: レイ(2勝2敗)
  • セーブ: ケンリー・ジャンセン(28セーブ)
  • 本塁打:
    • 大谷翔平(53号ソロ)
    • トミー・エドマン(13号ソロ)
    • パブロ・サンドバル(22号2ラン)
    • ブランドン・クロフォード(17号ソロ)

ドジャースは先発グラスノー投手から始まるも、ジャイアンツ打線も粘りを見せ、試合は序盤から緊迫した展開となりました。ドジャースが打線で追いつき、突き放すというシーソーゲームが続きましたが、最終的には中継ぎ陣がジャイアンツの反撃を振り切り、リードを守り切る形で勝利を収めました。

打席結果: 3打数1安打1本塁打1打点2四球

詳細なプレー内容:

  • 第1打席: 1回裏、一死二塁の場面。ジャイアンツ先発のローガン・ウェブ投手が投じた外角低めのボールを見極め、四球を選び出塁。
  • 第2打席: 2回裏、一死一、二塁のチャンス。インコースのチェンジアップを打ち損じて三振。
  • 第3打席: 4回裏、一死一塁。カウント3-2から低めのスライダーに空振り三振。
  • 第4打席: 6回裏、二死走者なしで打席へ。ジャイアンツの2番手投手ジョエル・ペゲーロが投じた、内角低めの時速94.5マイル(約152.1キロ)の速球を完璧に捉える。打球は角度40度の高弾道でライトスタンド上段へと一直線に突き刺さった。打球速度は109.8マイル(約176.7キロ)、推定飛距離425フィート(約129.5メートル)の特大ソロホームラン。この一発で4-4の同点となり、試合の流れは完全にドジャースへと傾いた。
  • 第5打席: 8回裏、一死一塁で打席へ。相手投手の慎重な攻めを受け、カウント3-1から高めのボール球を見極めて四球を選んだ。

この日の大谷選手は、第1打席と第5打席で四球を選ぶなど選球眼の良さを見せつつも、第2、3打席では三振に倒れ、思うようにバットを振れていないように見えました。しかし、迎えた6回裏の第4打席。ジャイアンツに再びリードを許し、2点ビハインドで迎えた二死の場面、完璧なスイングで放った53号ホームランは、チームに同点をもたらす起死回生の一発となりました。打球は美しい放物線を描き、ドジャースタジアムの夜空に吸い込まれていきました。この一撃で、ナ・リーグ本塁打王争いではサンディエゴ・パドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア選手と並び、トップタイに躍り出ました。

  • ドジャースの主な活躍:
    • 1回裏、フレディ・フリーマン選手のタイムリーとトミー・エドマン選手の犠牲フライで2点を返す。
    • 6回裏、大谷翔平選手の53号ソロホームランで同点に追いつく。
    • 7回裏、トミー・エドマン選手が勝ち越しのソロホームランを放つ。
    • 7回裏、ムーキー・ベッツ選手がタイムリー二塁打を放ち、リードを広げる。
    • 先発のタイラー・グラスノー投手が、6回3失点と試合を作る好投を見せた。
  • ジャイアンツの主な活躍:
    • 1回表、パブロ・サンドバル選手が2点タイムリー二塁打で先制。
    • 4回表、サンドバル選手が2ランホームランを放ち、リードを広げる。
    • 8回表、ブランドン・クロフォード選手がソロホームランで同点に追いつく。

試合はジャイアンツがサンドバル選手の活躍で先行しますが、ドジャースもフリーマン選手とエドマン選手の打撃で粘り強く追いつきます。そして迎えた6回裏、大谷選手の一発で試合は振り出しに戻ります。

この同点弾で勢いに乗ったドジャースは、続く7回裏にエドマン選手が勝ち越しのソロホームランを放ち、さらにベッツ選手もタイムリー二塁打で続きます。この回一挙3点を奪い、7-4とジャイアンツを突き放しました。

守備ではベッツ選手が壁にぶつかりながらのスーパーキャッチ。さらに即座にセカンドへの送球と値千金のスーパープレイでした。

ジャイアンツも終盤に反撃を試みますが、ドジャースのブルペン陣が粘り、7-5で勝利を収めました。

伝説への序章:大谷が築く新たな歴史
この試合での大谷選手の53号ホームランは、単なる記録更新以上の意味を持つ一発でした。チームがリードを許し、流れが相手に傾きかけた場面で放ったこの一打は、ドジャースに勝利への活力を与え、試合の行方を決定づけました。

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