試合日時と結果
2025年7月21日(現地時間)
ドジャー・スタジアム
ロサンゼルス・ドジャース 5‑2 ミネソタ・ツインズ
大谷翔平の投手としてのピッチング:初球被弾にも冷静にリカバリー
- 登板回:3回
- 被安打:4
- 失点:1(被本塁打)
- 与四球:1
- 奪三振:3
- 投球数:46球(ストライク30)
初回、先頭のブクストンに対して投じた初球は、真ん中に甘く入ったファストボール。これを痛打され、バックスクリーンへ一直線のソロホームランを浴びました。観衆のざわめきが残る中でも冷静さを失わず、その後の3者を抑え、最小失点で切り抜けます。
2回以降はテンポよく打者を打ち取り、2回にはスライダーと速球を織り交ぜ、トレバー・ラーナックから空振り三振を奪うなど、本来のキレも見せました。特にストライク率65%超という制球力の高さが際立ち、被弾以外では安定した内容で3回を無失点に抑え、リリーフへバトンを渡しました。
打者・大谷翔平は自らのバットで即リベンジ!豪快な35号2ラン
- 第1打席(1回裏):中越え2ランホームラン(今季35号/飛距離441フィート)
- その後の打席:凡退
投手として1点を失った直後、大谷は1回裏の第1打席で“やり返し”の一発を披露します。1死一塁の場面、相手右腕クリス・パダックのインハイ速球を完璧に捉え、打球はセンター後方の観客席へ突き刺さる441フィート弾。打った瞬間に確信するスイングと力感のあるフォロースルーはまさに圧巻で、スタジアムはこの日一番の盛り上がりを見せました。
試合の流れを即座に取り戻すこの一発が、チームに与えた影響は絶大。先制を許した直後にエース自らのバットで逆転するという劇的な展開に、敵味方を問わず観客から大きな拍手が送られました。
また本塁打争いはスアレスが同日に36号を打ったことで2位維持となっています。
試合後のインタビューで登板と打順変更に答える大谷
翻訳:大谷は6回目の登板後にメディアと話し、今回の登板を基盤にして次回は4回まで投げられると自信を表した。
打順変更に対して大谷は「チームのみんなが気持ちよく打てればいい。夜に連絡もらって「9番でもいいよ」と。それくらいどこでもいいと思ってます」と答えました。
🔥 試合はウィルスミスが怒涛のHR!
- 1回表:ツインズが先制。バイロン・ブクストン先頭弾
- 1回裏:大谷が441フィート2ランで逆転
- 4回表:ツインズ反撃ならず、三者凡退
- 4回裏:ウィル・スミスが2打席連発(ソロ&2ラン)
- 6回裏:アンディ・ペイジーズがソロで追加点
- 終盤:リリーフ陣が締め、守備好調で逃げ切り
試合の流れとポイント解説
ロサンゼルス・ドジャースは、1回裏の大量攻撃で試合の主導権を一気に奪い返しました。ツインズは先頭ブクストンの本塁打で好スタートを切るも、直後の大谷の2ランで逆転を許し、流れが一気にドジャース寄りに傾きました
4回裏には、ウィル・スミスが驚異の一発。2打席連続のホームランでスコアを4‑1に押し上げ、ツインズの追い上げムードをシャットアウトしました。さらに6回裏、アンディ・ペイジーズがソロ本塁打を放ち、5‑1とリードを広げました
投手陣もリリーフから力を発揮。大谷からダスティン・メイ、カービー・イェーツへとつながる継投が綺麗に機能し、ツインズに反撃の隙を与えず5‑2で試合終了。特に9回の守備では相手の追加点を阻止し、ドジャースのホーム場での6連敗を止める価値ある勝利となりました。
両チームの注目選手
- ツインズ
- ブクストンの一撃と、特に序盤に効果的だった集中打が印象的。ただしリリーフに踏ん張りがなく、序盤以降得点チャンスを作れませんでした
- ドジャース
- 大谷翔平:打者として投手による被弾の汚名を晴らす逆転弾。投手としても試合の流れに関わる好投を展開。
- ウィル・スミス:2本塁打の爆発でドジャース打線の勢いを爆上げ
- アンディ・ペイジーズ:追加点となる長打で試合に余裕をもたらしました
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