4月26日(日本時間27日)、ドジャーススタジアムで行われたパイレーツ戦で、大谷翔平選手が「1番・DH」で先発出場しました。この試合、大谷選手はまさに”パパパワー”全開。5打数3安打1打点1盗塁と躍動し、試合を大いに盛り上げました。
第一打席、大谷はいきなり快音を響かせ、左中間へ鋭い二塁打を放ちます。これが生まれたばかりの子どもに捧げる「パパ初長打」となりました。続く第二打席は三振に倒れたものの、第三打席では右翼線へ鋭い打球を飛ばし、快足を飛ばして三塁打。さらに一打席ごとに集中力を高め、七回には1点ビハインドの場面で左中間への適時二塁打を放ち、チームに貴重な同点点をもたらしました。試合を通じて走塁も積極的で、1盗塁も記録しています。
試合後、大谷は「最近あまり打てていなかったので、今日が良いきっかけになればと思います。また明日、これよりもさらに良いパフォーマンスができるように毎日頑張りたい」と前向きにコメントしました。不振がささやかれていた中での猛打賞は、大谷本人にとっても、チームにとっても大きな弾みとなる一日になったと言えるでしょう。
また、この日パイレーツの先発マウンドに立った佐々木朗希投手についても触れ、「本当に安定していると思いますし、欲しいところで三振も取れている」と高評価。メジャー挑戦中の若き日本人投手にもエールを送っています。
【この日の大谷翔平の主なハイライト】
- 同点タイムリー二塁打
- チームの逆転劇に大きく貢献
- 三盗成功で相手捕手を苛立たせる
俊足で相手捕手を苛立たせる!三盗成功でドジャースに流れを呼び込む
この試合、注目されたのは打撃だけでなく、大谷の”足”によるプレーです。
試合はドジャースが3-4と1点を追う7回裏、1死二塁の場面。大谷はセンターへのタイムリー二塁打を放ち、自ら同点の走者となって二塁ベースに立ちました。そして続くムーキー・ベッツの打席、カウント2-1からの4球目でスタートを切ります。タイミング的には微妙なタイミングでしたが、サードのケブライアン・ヘイズによるタッチが遅れ、大谷は見事に三盗を成し遂げました。
このプレーに、パイレーツの捕手ジョーイ・バートは明らかに苛立った様子。セーフの判定を見たあと、大谷の方を睨みつけるように視線を送り、怒りを露わにしました。ネット上ではこのシーンに対して、「三盗しちゃったw」「走るんかい!」「走り谷さん」「そらキレるw」「刺せると思った?」「大谷さんが打って走って勝つ感」といった、驚きと歓喜に満ちた声が続々と上がりました。
実は大谷は、4月4日(日本時間5日)のフィリーズ戦でも二塁盗塁を試みたものの失敗しており、試合後にはデーブ・ロバーツ監督から「この場面では確実に成功させないといけない」と厳しい指摘を受けていました。しかしこの日は、その雪辱を果たす見事な盗塁成功。後続打者が凡退してこの回の勝ち越しこそできなかったものの、大谷の一打と走塁で流れを引き寄せたドジャースは、続く8回に一気に4点を奪って逆転。最終的に8-4で勝利を収めました。
この日の躍動を見る限り、大谷翔平がまた一段階ギアを上げたように感じられます。今後の試合でも、さらなる活躍に大きな期待がかかります。
この試合後の大谷翔平選手の成績は以下の通りです。
【大谷翔平 最新成績】
- 打率:.277
- 本塁打:6本
- 打点:9打点
- 盗塁:6盗塁
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