米専門局『MLBネットワーク』が、2026年シーズン開幕を前に恒例の「現役選手ランキング・トップ100」の全順位を発表しました。最大の注目であった第1位には、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が選出され、2年連続・通算4度目という歴史的な偉業を成し遂げました。さらに、ワールドシリーズMVPの山本由伸投手が13位にランクインするなど、日本人選手の圧倒的な実力が全米に示される結果となりました。
2026年 MLB現役選手ランキング:トップ10の顔ぶれ
まずは、大谷選手が頂点に立った2026年度のトップ10を確認しましょう。
- 大谷翔平(ドジャース / DH・投手)
- アーロン・ジャッジ(ヤンキース / 外野手)
- ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ / 遊撃手)
- カル・ローリー(マリナーズ / 捕手)
- ホセ・ラミレス(ガーディアンズ / 三塁手)
- ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス / 外野手)
- コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス / 外野手)
- フリオ・ロドリゲス(マリナーズ / 外野手)
- タリック・スクーバル(タイガース / 投手)
- ウラジーミル・ゲレロJr.(ブルージェイズ / 一塁手)
王者・大谷翔平が「圧倒的1位」であり続ける理由
今回の選出で最も衝撃を与えたのは、大谷選手が「打者専念」のシーズンを経て、なおかつ「投手復帰」を見越した評価で他を寄せ付けなかった点です。
2025年シーズン、大谷選手は右肘手術からの復帰過程にありながら、打者として55本塁打、130打点をマーク。さらに2024年に続き2年連続で「満票MVP」を獲得するという、メジャー史上初の快挙を成し遂げました。今回のランキングでは、これら打撃面での圧倒的なスタッツに加え、2026年シーズンに「本格的な二刀流復活」が確実視されていることが最大の加点要素となりました。
MLBネットワークの専門家は、「ジャッジやウィットJr.も異次元の選手だが、大谷は『一人で試合のすべてを変えられる』唯一の存在」と評しています。三振数の多さを指摘する声もありますが、得点圏での勝負強さ、そしてマウンドに上がれば100マイルの剛速球を投げ込む希少性が、彼を再び世界の頂点へと押し上げました。
山本由伸と鈴木誠也:世界が認める日本の至宝
大谷選手だけでなく、他の日本人選手たちの順位も大幅に上昇しています。
山本由伸が13位にジャンプアップ
ドジャースの山本由伸投手は、昨年の63位から一気に13位へと躍進しました。
- 評価のポイント:
- 2025年ワールドシリーズMVP獲得
- ナ・リーグ・サイ・ヤング賞投票で3位にランクイン
- 初のオールスター選出 メジャー2年目にして「ドジャースの真のエース」としての地位を確立。特にポストシーズンで見せた勝負強さと、精密機械のような制球力は、全米の打者にとって恐怖の対象となっています。今回の13位という順位は、並み居るメジャーのベテランエースたちを抑えての快挙であり、2026年のさらなる飛躍が期待されています。
鈴木誠也も3年連続のランクイン
カブスの鈴木誠也選手は77位に選出されました。
- 2025年成績:32本塁打、103打点(ともに自己最多) 安定した打撃成績に加え、終盤戦で見せた驚異的な長打力が評価されました。日本人野手として大谷選手に次ぐ評価を受けており、チームの主軸としての信頼が順位に反映されています。
歴史を創る男:過去10年の歴代1位と「大谷時代」の到来
このランキングの過去10年の変遷を辿ると、いかに大谷選手が現代野球の「常識」を塗り替えてきたかが分かります。
歴代1位(2017年〜2026年)
- 2026年:大谷翔平(ドジャース)
- 2025年:大谷翔平(ドジャース)
- 2024年:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
- 2023年:大谷翔平(エンゼルス)
- 2022年:大谷翔平(エンゼルス)
- 2021年:マイク・トラウト(エンゼルス)
- 2020年:マイク・トラウト(エンゼルス)
- 2019年:マイク・トラウト(エンゼルス)
- 2018年:マイク・トラウト(エンゼルス)
- 2017年:マイク・トラウト(エンゼルス)
トラウトの牙城を崩し、トップを奪還した軌跡
2010年代後半は「マイク・トラウトの時代」でした。5年連続で1位に君臨したトラウト選手は、まさに現役最高の象徴でしたが、2022年に大谷選手が初めてその座を奪取しました。
特筆すべきは、2024年にアクーニャJr.に一度トップを譲った後の「返り咲き」です。怪我や手術を乗り越え、プレッシャーのかかるドジャースという巨大組織に移籍してもなお、自らのパフォーマンスを向上させ続ける姿。過去10年で4度の1位獲得は、トラウトに次ぐ史上2人目の偉業ですが、2026年の大谷選手には「全盛期のトラウトすら超える支配力がある」という見方が強まっています。
かつては「トラウトが1位なのは当たり前」という空気がありましたが、現在は「大谷が1位なのは必然」というフェーズに入ったと言えるでしょう。
2026年シーズン:二刀流完全復活へのカウントダウン
今回のランキング結果は、2026年シーズンの大谷選手に対する「期待の表れ」そのものです。
投手としては昨季終盤に短いイニングで復帰し、1勝1敗、防御率2.87という数字を残しましたが、2026年は開幕からローテーション入りが期待されています。打者として50本塁打を放ちながら、マウンドで15勝を挙げる。そんな漫画のような活躍が「現実的に可能である」と信じられているからこその第1位です。
大谷選手を中心に、山本投手やベッツ、フリーマンを擁するドジャースは、まさに「史上最強」の布陣で新シーズンに臨みます。この最強ランキング1位の称号を背負い、大谷翔平がどのような伝説を積み上げるのか。2026年のメジャーリーグから、一瞬たりとも目が離せません。

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